犬の睡眠中に違和感を覚えるいびきをかいている時は要注意!
犬も眠っている間にいびきをかくことはよくあります。しかし、「何だかいつもといびきの質が違う気がする」「このいびきは大丈夫なの?」など、違和感を覚えた場合は注意が必要です。
いびきの中には危険な症状も隠れていることがあり、その場合は以下のような病気が考えられます。
- アレルギー症状
- 感染症
- 軟口蓋過長症
- 鼻孔狭窄
特に短頭犬種は、軟口蓋過長症や鼻孔狭窄を含む「短頭種気道症候群」を引き起こす事例が非常に多いです。遺伝的な要因ではありますが重症化する危険性があるので、早めに動物病院を受診しましょう。
犬の『危険ないびき』5つの特徴
ここでは犬の『危険ないびき』の特徴を紹介します。少しでも心当たりのある飼い主さんは、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
1.ガーガーと異音のようないびき
通常、犬のいびきは「プスー」「ズー」といった大人しいものが多いです。しかし、ガーガーなどの明らかに異常を感じるような音を出している場合は、気道が狭くなっている可能性があります。
眠っている間も息がしづらく睡眠の質も下がってしまいますし、重症化してしまう危険性もあるので、早めに獣医師に相談しましょう。
2.ある日突然いびきをかき始めた
今までいびきをかいていなかった犬が、ある日突然いびきをかき始めた場合も注意が必要です。何らかの疾患によって、いびきをかき始めている可能性があります。
鼻や喉に腫瘍ができていたり炎症を起こしている可能性が高く、このような症状や疾患は早期発見、早期治療が重要です。
3.いびきの音量が大きくなっている
今までもいびきをかく様子は確認されていたものの、いびきの音量が日に日に大きくなっている場合、症状が重症化している可能性が疑われます。
犬自身も寝苦しさを感じてストレスに思うでしょう。また疾患が原因の場合は、疾患の症状が進行している危険性も疑われます。早急に動物病院を受診し、レントゲンなどで確認してもらってください。
4.いびきをかきながら苦しそうに呼吸する
いびきをかきながら苦しそうに荒い呼吸を繰り返している場合も、注意が必要です。1〜2日であれば、何らかの要因や体調不良によって呼吸が荒くなっている可能性もあるでしょう。
しかし、数日にわたっていびきをかきながら荒い呼吸を続けている場合は、慢性的な疾患や何らかの異常が生じている可能性が疑われます。
5.いびきが急に止まり再び開始される
先ほどまでいびきをかいていたのに突然ピタッと止まり、数秒後に再度いびきが開始される…という症状は、睡眠時無呼吸症候群によく見られる症状の1つです。
短頭犬種や肥満体型の犬によく見られる傾向があり、その場合さまざまな疾患を併発させるリスクが懸念されます。突然死などにもつながる危険性があるので、まずはかかりつけの動物病院に相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した犬の『危険ないびき』に心当たりのある方は、なるべく早く動物病院を受診して診察や検査を受けましょう。疾患が原因の場合は、早期治療によって改善できるケースも多いです。