犬の食器『絶対NGな選び方』4選 ダメといわれる根拠や愛犬にとって危険な理由まで解説

犬の食器『絶対NGな選び方』4選 ダメといわれる根拠や愛犬にとって危険な理由まで解説

この記事では、犬の食器の「絶対NGな選び方」をご紹介します。食器選びを間違えると愛犬が危険な場合がありますので、ぜひ参考にしてください。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.デザイン重視で選ぶ

青い皿で食事をする大型犬

愛犬の食器はデザインの良さだけで選んではいけません。ブランド物の食器やオシャレな食器は手入れがしにくかったり、犬が食べづらかったりと機能性が低いことがあるからです。

たとえインテリアに合うオシャレな食器であっても、愛犬が使いにくいものはNG。食器は機能性をまず重視して厳選し、それから飼い主さん好みのデザインの物を購入しましょう。

また、食器がどんな素材で作られているかも確認してください。

犬の食器は、以下の素材で作られていることが多いです。

  • ステンレス
  • 陶器
  • プラスチック

見た目が美しいガラス製の食器も時々見られますが、割れやすいので注意が必要になります。また、プラスチック製は傷がつきやすく、そこに雑菌も溜まりやすいため丁寧な洗浄が必要です。

2.サイズを考えずに選ぶ

空のステンレス皿に顎を乗せる子犬

犬の食器は、愛犬の体に合ったサイズの物を選んでください。食器は大きすぎても小さすぎても食べづらいので、丁度良いサイズの物を使いましょう。

また、大きさ以外にも食器自体の「深さ」や「高さ」も選ぶ時の重要なポイントです。マズルが短い犬に深い食器、逆にマズルが長い犬に浅すぎる食器を使うと食べづらくてフードをこぼしてしまったり、誤嚥を起こす恐れがあります。

食器の高さは、食事の時に犬の首が下がりすぎない物を選ぶようにしましょう。具体的には、犬の前足の付け根あたりにくるのがベストです。

「低い食器を買ってしまった」「愛犬が大型犬で高さの合う食器が見つからない」という場合は、食器を台のような物に乗せて高さを調整してください。最近では、犬の食器の高さをあげる専用の台も販売されているので活用しましょう。

3.手入れがしにくい物を選ぶ

カゴに入ったフードと犬の足元

水洗いできない物や洗剤が使えない物など、手入れがしにくい食器を選ぶのはNGです。

不衛生なままの食器で食事をすると犬が体調を崩す恐れがあります。愛犬の食器は簡単に丸洗いでき、できれば熱湯消毒が可能な物を選ぶと良いでしょう。

細かい装飾が施された食器は汚れが溜まりやすいので、できるだけ凹凸の少ないシンプルな物がお手入れしやすくてオススメです。

4.愛犬の性格を考えずに選ぶ

皿の横で伏せる犬

食器を愛犬の性格を考えずに選ぶのはやめましょう。

例えば、ヤンチャで何でも噛んで遊んでしまう犬にプラスチック製や木製の食器を与えると、すぐに壊してしまう可能性が高いでしょう。陶器製の物なら割ってケガをしてしまうかもしれません。

そのため、遊び好きの犬には、重さがあり、噛んでも壊れにくいステンレス製の食器が最もオススメです。

他にも、繊細で怖がりな性格の犬なら「カシャン!」と音が鳴りがちなステンレスは避け、プラスチック製のお皿にするなど配慮してあげてください。

食器は購入する前に、実際に使ったらどうなるか愛犬が食事する時の様子を考えて選びましょう。

まとめ

皿に頭をつっこむ犬

今回は、犬の食器の「絶対NGな選び方」をご紹介しました。

食器選びの際は、大きさや高さなどが愛犬に適しているかを確認し、素材やお手入れの仕方をしっかり確認するようにしましょう。

愛犬に合わない食器を使っていると誤嚥などのリスクがありますし、お手入れがしにくい物は不衛生になり、病気の原因になってしまいます。

デザインなども大切ですが、まずは愛犬がご飯を安全に食べられるかどうかを重視して食器選びをしてみてください。

是非この記事を参考にして、愛犬にピッタリの素敵な食器を選んであげてくださいね♪

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