犬におやつをあげちゃダメな瞬間5選
おやつを与えるタイミングを間違えると、犬のしつけに悪影響を与えてしまう恐れがあります。ここでは、犬におやつをあげちゃダメな瞬間とその理由について解説します。
1.叱っている最中や叱った直後
叱っている最中や叱った直後、「愛犬がかわいそうだから」などの理由でおやつを与えていませんか。叱っている最中やその直後におやつを与えてしまうと、犬は「なぜもらえたんだろう」「本当は怒ってなかったのかな」と混乱してしまいます。
結果として叱られたことを無かったことにしてしまったり、「本当は褒められていたのかも」と勘違いさせてしまう恐れがあるので注意しましょう。
2.トレーニング失敗直後
トイレトレーニングなど、さまざまなしつけを行う機会があると思います。トレーニング失敗直後に「頑張ったから」とおやつを与えてしまうと、失敗した行為を褒められていると勘違いさせてしまう恐れがあるのでやめましょう。
トイレトレーニングの場合、トイレの失敗を「褒められた」と勘違いしてしまい、トイレ場所を誤って学習してしまう原因になることもあります。
3.問題行動を起こした時
吠え続けてしまうなどの問題行動を起こしている最中、どうにか問題行動を治めようとおやつで気を紛らわせていませんか。これは絶対にやってはいけない与え方です。
この与え方を続けていると、「吠えるとおやつがもらえる」と誤って学習してしまい、より問題行動がエスカレートしてしまいます。
4.ごはん（ドッグフード）を食べないとき
なぜかドッグフードを食べない時、少しでも小腹を満たしてもらおうと代わりにおやつを与える行為は避けてください。「ごはんを食べなければおやつがもらえる」と学習してしまうからです。
ドッグフードを出してから10分経っても食べない時は、潔く片付けて次の時間まで何も与えないようにします。その間、体調不良など異変が見られた場合は、早めに動物病院へ連れて行きましょう。
5.「ちょうだい」と要求された時
「おやつをちょうだい」とおやつの在処をトントンとアピールしてくるなど、要求された時に応じてしまう行動もNGです。
これを続けていると、「要求すればもらえる」「なんでも言うことを聞いてもらえる」と勘違いさせてしまい、問題行動につながる恐れもあります。
犬におやつを与える際の注意点
犬にとっておやつとは、ご褒美やちょっとした楽しみの1つに過ぎません。そのため犬におやつを与える際は、必ずルールを設けてください。
- トレーニングに成功した直後
- いいことをした時
このように褒める時にいつもより豪華なご褒美として少量のおやつを与えます。ただし、毎回与えてしまうと「必ずもらえるもの」と思わせてしまうので、時々ランダムに与えるようにしましょう。
今回紹介したような与えてはいけないタイミングで与えてしまうと、しつけの面に悪影響を及ぼします。また、与える必要のないタイミングで与えることもなるべく避けてください。
まとめ
いかがでしたか。犬におやつを与える場合は、何か褒められるようなことをした直後に与えるようにしましょう。特に理由もなく与えたり、誤ったタイミングで与えたりすることは、問題行動につながる恐れもあるのでやめてください。
