犬が「寝不足」になっているサイン4選 危険な症状や睡眠の質を高める方法とは

犬が「寝不足」になっているサイン4選 危険な症状や睡眠の質を高める方法とは

健康な心身を保つために、しっかりと睡眠を取ることはとても大切です。この記事では、犬が「寝不足」になっているときのサインや睡眠の質を高める方法について、詳しく解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.いたずらが増える

いたずらをしている犬

睡眠は体力回復のためだけでなく、脳の疲労の回復や記憶の整理などの役割も果たすと言われています。このように心身に大きな影響を与える睡眠が不足すると、精神的なストレスがかかりやすくなると考えられています。

犬はストレスが溜まると、それを発散するために物を噛んだり破壊したり、激しく動き回ったりすることがあります。そうした本能的な行動を取ることで、ストレスを発散するのです。

そのため、犬が普段はあまりしないいたずらをするようになったり、家の中での動きが荒っぽくなったりしたときは、ストレスを抱えている可能性があります。そして、その原因が「寝不足」にあるかもしれないということを覚えておきましょう。

2.怒りやすくなる

歯を剥いている犬

愛犬がいつもよりもよく吠えていたり、ちょっとしたことで怒ったりするようになったら、犬は「寝不足」でイライラしているのかもしれません。

睡眠が足りていないとストレスが溜まると説明しましたが、それに伴って気持ちに余裕がなくなってイライラしてしまいがちです。

寝不足だと判断力や思考力が低下するため、普段は落ち着いて対応できることも受け入れられなくなったり、不快な気分になったりしてしまいます。

3.疲れやすくなり、動きたがらない

ソファに伏せる犬

睡眠は体力を回復するためにとても大切なものです。そのため、睡眠が足りていないと疲労が溜まってしまい、常に体がだるい状態になってしまうことがあります。

普段は外に出たり遊んだりすることが好きな犬が、それらに応じなくなったり、すぐに休憩するようになったりした場合は、「寝不足」が影響しているのかもしれません。

4.食欲が低下する

ドッグフードの横に伏せる犬

「寝不足」になると気力や体力が低下してしまうことから、様々なことに対する関心が薄れてしまうこともあります。

前述の通り、散歩や遊びに興味がなくなったり、疲れからすぐにやめてしまったりするだけでなく、食事もあまり取らなくなってしまうことがあるのです。

また、寝不足になると胃腸の働きに関わる自律神経のバランスが崩れてしまいます。そのため、食べものを受けつけられなくなったり、食べても下痢や嘔吐をしてしまったりすることもあるので注意が必要です。

食欲の低下は、様々な疾患の初期症状としても見られるものなので、まずは身体的な不調がないかしっかりと確認したうえで、寝不足に陥っていないかも考えてみてください。

「寝不足」な犬の睡眠の質を高める方法

寝ている犬

犬が「寝不足」になっているサインを理解できたところで、ここからは、そんな「寝不足」の犬の睡眠の質を高める方法について解説します。

愛犬に上記のような寝不足サインが見られたら、ぜひ以下の方法を試してあげましょう。

生活リズムを整える

ある程度整ったリズムのなかで生活をすることは、心身のストレスを軽減することにつながります。「いつ、何があるかわからない」というような落ち着かない状態で生活を続けていると、犬は常に周囲の状況に気を配り、なかなかリラックスできません。

もし犬が眠っていたとしても、飼い主さんの動きや外の気配などに敏感に反応してしまうため、眠りが途切れがちになったり浅い眠りになったりすることが考えられます。

もちろん、毎日ぴったり同じ時間に同じことをする必要はありませんが、「朝・夕に散歩」「散歩の後にご飯」「留守番の後に散歩」「夜の遊びの後に睡眠」など、大まかなリズムやスケジュールを整えておいてあげると、犬も安心して生活できるでしょう。

静かな環境を用意する

基本的に『犬は、1日12時間前後の睡眠が必要』だとされています。子犬や老犬の場合は、15~18時間程度眠ることもあります。

そのため、飼い主さんが睡眠を取る時間以外にも犬がゆっくりと休んだり、眠ったりできる場所を用意してあげることが大切です。

リビングなど家族が集まり騒がしくなりがちな場所でも、部屋の角やドアから離れた位置に犬用ベッドなどを設置し、落ち着いて休める環境を整えてあげましょう。

また、屋根付きのケージやハウスのように、薄暗い状態で眠れる場所を用意してあげるのもおすすめです。

適度な運動をさせる

犬がしっかりと眠れるようにするためには、日中に適度な運動をさせることも大切です。

運動には、体力を使うことだけでなく、ストレスを発散する効果もあります。睡眠不足はストレスの原因になりますが、反対に過度なストレスは睡眠の質を悪化させる要因でもあるのです。

犬が心地よく眠るためには、適度に運動をして体を疲れさせたり、ストレスを発散したりすることが必要なのです。

まとめ

あくびをしているトイプードル

私たち人間と同じように、犬にとっても睡眠を取ることはとても大切です。

「寝不足」は犬の心身に様々な悪影響を及ぼし、犬自身に負担をかけるだけでなく、結果として飼い主さんとの関係性を悪くしてしまう可能性もあります。

犬の寝不足のサインは、注意深く見ていないとわからないこともあるので、日頃から愛犬の様子をしっかりと観察しましょう。

そして、もし寝不足が考えられる場合は、愛犬が質の良い睡眠を取れる環境を整えてあげてください。

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