環境の悪い寝床は犬のストレスになる
「質の良い睡眠」を取ることは、犬の健康維持には必要不可欠です。よく眠れる環境が整っていないと犬はストレスを抱え、睡眠不足になって体調を崩すこともあります。
人間であれば寝室の環境を自分で整えることができますが、犬の場合は飼い主が愛犬の寝床をよく眠れる環境にしてあげなくてはいけません。
愛犬を元気に長生きさせるためには、栄養バランスの取れた食事や運動だけでなく、快適なベッド環境を整えることを意識しましょう。
犬のストレスが溜まる「最悪なベッド環境」
ここからは、犬のストレスが溜まる「最悪なベッド環境」を紹介します。もし愛犬の寝床が当てはまる場合は、すぐにでも改善するようにしましょう。
1.騒がしい
テレビやスピーカーの側など、騒がしい場所に犬のベッドがあるのはNGです。犬は人間よりも聴力が優れていますので、大きな音が鳴る物の近くで眠るとストレスがかかります。
聞き慣れない音が流れた場合には寝ていても目が覚めてしまったり、怖がってしまうこともあるでしょう。
また、人の出入りが激しいドアの付近も犬の寝床には向いていません。人間がウロウロしている横では犬は落ち着くことができず、眠りが浅くなってしまう恐れがあります。
2.窓の近く
犬のベッドの置き場として「窓際」は不向きです。窓の近くは温度変化が激しいため、犬の体調に影響がある場合があります。
たとえ空調で室内の温度管理をしていても、窓の側はひんやりしていたり、日光が強くて暑いことがありますので、飼い主が気づかないうちに犬が辛い思いをしている可能性があるのです。
さらに、窓から外の景色がよく見える場合には、犬が通行人や往来する車などが気になって落ち着かないことも考えられます。警戒心から頻繁に吠えてしまうこともありますので、犬のベッドは窓から離したほうが良いでしょう。
3.掃除をしていない
不衛生なベッド環境は、犬に大きなストレスを与えてしまいます。犬のベッドは手入れをしないでいると、おやつの食べカスや抜け毛、ホコリ、皮脂などが溜まって雑菌やカビが繁殖する恐れがあります。
また、気づかないうちに犬が粗相をしていて、悪臭が染みついていることもあるかもしれません。
あまり神経質になる必要はありませんが、こまめに寝床に汚れがないか確認し、定期的にブランケットやベッド本体を掃除するようにしましょう。
不衛生な状態で放置してしまうと犬が病気になってしまうこともありますので、清潔に保つよう心がけてください。
犬のベッド環境を快適にするコツ
「愛犬のベッド環境を快適にしてあげたい」と思ったら、寝床を設置する場所をまずは検討してください。
犬の寝床は、家族が集まるリビング内のできるだけ静かで適温が保たれる場所が理想的です。エアコンからの風が直接当たらないか、朝晩の寒暖差が強くないかなども確認しておきましょう。
そして実際に寝ている愛犬の様子を見て、ぐっすり眠れているかチェックしてみてください。もし愛犬が落ち着かない様子であれば、改善点を見つけて対応してください。
まとめ
今回は、犬のストレスが溜まる「最悪なベッド環境」について解説しました。
犬のベッドは飼い主の都合で場所を決めてしまいがちですが、愛犬が安眠できる場所という条件を優先して決めるようにしてください。
良い睡眠は健康の源。愛犬が安心して眠れるように、飼い主が快適な環境を整えてあげましょう!