現在の犬の平均寿命は14.2歳と長寿傾向に
2023年時点での犬の平均寿命は、全体で14.2歳と長寿傾向にあります。2008年の時点では13.2歳だったことを考えると、約15年間でさらに1歳も寿命が延びていることがわかるでしょう。
昔と比べて長生きの傾向にある理由としては、生活環境の改善や医療技術の進歩、飼い主の意識向上などが挙げられます。
人間と犬の共存の歴史が長くなるにつれて、人間側も犬に寄り添った今できる最善の生活環境や接し方ができている証でしょう。
長生きの秘訣は?寿命を縮めてしまうNG行為も紹介
犬を長生きさせるためには、さまざまなことに気を配る必要があります。しかし、中でも重要なポイントは以下のような生活習慣だと考えられています。
- バランスの良い適量の食事
- 体格や健康状態、年齢に合った適度な運動
- 犬としての正しい生活を送らせてあげる
- なるべくストレスを感じない生活環境を整える
- 飼い主や家族が正しい愛情を注いであげる
- 毎年の健康診断や適切な治療を受けさせる
この6つの秘訣をできる範囲で提供してあげることが大事です。
特に、犬を人間として扱うのではなく、犬として健康的で正しい暮らしを送らせてあげることを忘れがちなので、改めて「犬」としての快適な暮らしや健康的な習慣を見直してみましょう。
寿命を縮めてしまうNG行為に要注意
対して、以下のような行為は愛犬にストレスや負担を与えてしまい、寿命を縮める原因になりかねません。
- 食事の量が適切ではない
- 人間の食べ物を与えて過ぎてしまう
- 運動不足、あるいは過剰な激しい運動
- 誤飲や事故を引き起こす生活環境
- 飼い主とのコミュニケーションが不足している
- 犬としてふさわしい行動や生活が全くできていない
- 適切な治療を受けさせない
このような行為は愛犬の寿命を縮めてしまう恐れがあるので、まずは生活習慣を見直して早急に改善しましょう。
人気犬種の平均寿命は?それぞれの平均寿命をチェック
最後に、日本国内で特に人気の高いTOP3犬種の平均寿命を見ていきましょう。人気犬種の平均寿命は、犬全体の平均寿命と比べて高いのでしょうか。
1.トイプードル
日本国内で14年連続第1位を獲得しているトイプードルは、圧倒的な人気を誇る犬種です。そんなトイプードルの平均寿命は15.4歳と、全体の平均寿命と比較しても高い傾向にあります。
トイプードルは犬の中でも比較的丈夫な体を持ち、健康に関しても重い病気を患いにくい犬種と言われています。そのため、平均寿命が長い傾向にあるのでしょう。
2.チワワ
チワワも長年人気ランキングの上位に君臨している犬種です。世界最小とも言われる犬種ですが、チワワの平均寿命は13.8歳です。
全体的な平均寿命よりも若干短いと感じる人もいるかもしれませんが、大きな差はありません。実際、チワワでも20歳近くまで生きている犬も多くいます。
3.柴犬
ミックス犬を除くと人気ランキング第3位に入った犬種が柴犬です。日本犬として世界的にも人気の高い柴犬は、14.5歳と平均寿命よりわずかに高い傾向が見られます。
元々日本犬ということもあり、日本の気候や生活環境に適した犬種です。そのため、ストレスを受けにくく体も丈夫な犬が多いため、長寿な傾向にあるのでしょう。
まとめ
いかがでしたか。現在、犬の平均寿命は14.2歳と年々延びています。飼育環境や飼い主の飼い方によっては、平均寿命よりも大幅に超えて驚くほど長生きする犬も多いです。ぜひ長生きの秘訣を参考に、皆さんの愛犬にも長生きしてもらいましょう。