犬がご飯を好き嫌いする理由
人間同様、犬にもご飯の好き嫌いがあります。ただし、その偏食があまりにも酷くなっているとしたらなにかしらの理由が存在します。
そこで今回は、犬がご飯を好き嫌いする理由について解説します。
1.飽きてしまった
犬がご飯を好き嫌いするのは、飽きてしまったからです。この場合、他のドッグフードに切り替えると、急に食いつきが良くなります。
同じ種類のドッグフードでフレーバーの違うご飯があるのであれば、飽きる頃に切り替えるなど対処すると良いと思います。
切り替えができない場合は、犬用のふりかけをかけたり、茹でたブロッコリーや鶏肉など愛犬が好きな食材を加えたり、トッピングで対処しても良いと思います。
注意点は、ただのわがままになってしまわないよう、気を付けながら対処することです。
2.他のものが食べたい
犬がご飯を好き嫌いするのは、他のものが食べたいからです。ほとんどの犬の場合、おやつです。
ご飯を食べないからといって、代わりにおやつを与えてしまったことはありませんか?間違った対処をすると、おやつを食べるためにわざとご飯を食べなくなってしまうことがあります。
愛犬に適切なご飯を与えているのであれば、必要な栄養素を摂ることができていますし、おやつを与えなくても大丈夫です。ご飯を食べ終えるまでおやつは与えないようにしましょう。
3.酸化していて美味しくない
犬がご飯を好き嫌いするのは、酸化していて美味しくないからです。酸化するとは、古くなるということです。鮮度が落ちると、品質や味まで変わってしまいます。
脂質の多いドッグフードは酸化しやすいです。安価なドッグフードであると、使用されている脂質が明確に表示されていないことが多く、良質な脂質ではない場合もあります。
袋を開ける度に空気に触れます。その度に酸化します。犬のご飯は、1カ月程度で食べきれる量を買うのが良いでしょう。密閉できる袋や容器に小分けにし、開け閉めする回数を減らすのもおすすめです。
4.上手く噛むことができない
犬がご飯を好き嫌いするのは、上手く噛むことができないからです。
シニア犬や老犬になると、硬いドッグフードを上手く噛むことができず、やわらかいご飯を好むようになることがあります。
若い犬の場合では、歯や歯茎、口の中に異常があり、痛みなどによって上手く噛むことができず、ご飯を好き嫌いするようになることがあります。
硬いドッグフードを与えてみて食べようとしないときは、お湯をかけてやわらかくしてから与えてみてください。
やわらかくしたご飯は食べるという場合、口の中の異常を疑ってみて良いと思います。歯石や口臭は気になっていないでしょうか。愛犬の歯や口の中の健康は食事にも影響します。早めに歯科検診を受けましょう。
5.同居犬が自分とは違うご飯を食べている
犬がご飯を好き嫌いするのは、同居犬が自分とは違うご飯を食べているからです。
年齢の違い、犬種の違い、健康状態の違い、病気の有無などによって、同居する犬がそれぞれ違うご飯を食べることがあると思います。
ニオイを嗅ぎ、「あっちのご飯の方が美味しそうだな…」と、自分のご飯を食べなくなってしまうことがあります。盗み食いの原因にもなるため要注意です。
別々の部屋で食べさせる、それぞれのケージの中で食べさせるなど、対処してはいかがでしょうか。
まとめ
犬がご飯を好き嫌いする理由を5つ解説しました。
- 飽きてしまった
- 他のものが食べたい
- 酸化していて美味しくない
- 上手く噛むことができない
- 同居犬が自分とは違うご飯を食べている
犬の偏食には、「ごはんは食べないけど、おやつは食べる」ということがよく起こります。酸化した美味しくないご飯であると、執拗におやつを欲しがるようになることがあります。
ご飯を好き嫌いするからといって、おやつで代用するのは絶対にやめましょう。
ふりかけや食材のトッピングも「ドッグフードのみは食べません」という、わがままの原因になりやすいため要注意です。