怪我につながる恐れも…犬との遊びにおける『5つのタブー』
愛犬とのプレイタイムはコミュニケーションを図る上でもとても重要です。しかし、夢中になるあまり安全面への配慮を怠ってしまうと、危険な事故を招く恐れもあります。
ここでは犬との遊びにおける超危険な遊び方やタブーを紹介するので、愛犬と遊ぶ際にあらためて注意しましょう。
1.公園などの屋外でリードを外して遊ぶ
屋外で遊ぶ場合、のびのびと遊ばせてあげたいからとリードを外して遊ばせる行為は厳禁です。他にも人や犬がいますし、何らかのアクシデントにより脱走してしまう危険性もあります。
飼い主の近くから離れていってしまうと、道路や公園内で自動車や自転車との事故に遭ったり、そのまま行方不明になってしまうリスクも高まります。非常に危険なので、普段おとなしい犬であってもリードは必ずつけましょう。
2.狭い室内や家具の多い場所で遊ぶ
部屋の中で遊ぶ場合は、なるべく広いスペースを確保することが大切です。狭すぎるスペースや家具の多い場所で遊んでしまうと、壁や家具に体を強打してしまう危険性があります。
また、壁や家具を避けようと体を無理のある方向へと転換した際、骨折や捻挫などの危険性も考えられます。必ず愛犬の体格に合わせた広いスペースを確保してあげてください。
3.フローリングの上を全力疾走する
フローリングはツルツルと滑りやすいので、その上を何も対策を講じずに全力疾走させる行為は危険です。転倒して全身を強打したり、骨折や捻挫などの危険性が考えられます。
また、体を痛めるような高すぎるジャンプをさせたり、高い場所から飛び降りさせる行為も危険なのでやめましょう。
4.口にすっぽり入るサイズのおもちゃを使用する
おもちゃによっては、愛犬の口にすっぽり入ってしまうサイズのおもちゃもあります。しかし、このようなおもちゃは、たとえ犬用であっても使うことは避けてください。
口に入って破片を誤飲してしまったり、大きさによってはそのまま飲み込んでしまい窒息する危険性もあります。必ず愛犬の口に入らない大きさのおもちゃを選んで遊びましょう。
5.階段付近や段差のある場所で遊ぶ
家の中に階段や段差がある場合、転落しないよう予防策を講じることも大事です。階段付近や段差のある場所では、遊びに夢中になって段差に気付かず転げ落ちてしまうケースが多く報告されています。
犬にとって階段を転げ落ちる際に受ける衝撃は、人間以上に感じるものです。骨折や全身強打による大怪我につながりかねないので、階段付近では遊ばないよう気をつけましょう。
愛犬との遊びで安全に楽しんでもらうための秘訣は?
愛犬と遊ぶ際は、必ず安全性を確保した上で遊ぶことが大切です。以下のポイントを押さえて、楽しく安全に遊べるよう対策を講じましょう。
- ぶつかる危険がないように広い場所を確保する
- 誤飲の危険がないよう口に入るサイズのものは片付ける
- フローリングにはマットを敷くなど転倒防止策を講じる
- 階段前には柵などを設けて転落しないよう予防する
- 興奮させすぎないようにこまめに休憩をとる
他にもご家庭の環境によっては、暖房器具にぶつからないよう配慮したり、家具を少し移動させたりと遊ぶ前に軽い準備が必要になるお家もあるでしょう。
屋外で遊ぶ際も必ずリードは着用させたり、こまめに休息を挟んだりと安全性を確保して楽しんでください。
まとめ
いかがでしたか。犬と遊ぶ際は飼い主が安全面に配慮する必要があります。今回紹介したタブー行動には気をつけて、安全に楽しく愛犬と遊びましょう。