性格はそれぞれ…シャイな犬の愛情表現にも気付いて!
皆さんもご存知のように、犬も1頭1頭性格が大きく異なります。犬種ごとに性格的傾向が見られるとはいえ、同じ犬種であっても性格はバラバラです。甘えん坊な子もいればシャイな子もいますし、好奇心旺盛な子もいれば臆病な子もいます。
すべての犬が飼い主に対して愛情表現を仕草や行動で示していますが、中でも気持ちを表現することが苦手でシャイな犬は、なかなかアピールに気づいてもらえないことも…。
そんなシャイなわんこたちのさりげなくも熱い愛情表現に気付いてあげるために、シャイな犬がしがちなアピール方法を知っておくことも大事です。
シャイな犬がしがちな「愛情表現」5選
「我が家にいる愛犬は性格がシャイだ」と感じている飼い主さんは、気持ちを表現することが苦手なわんこの愛情表現を知っておくべきです。ここでは、シャイな犬がしがちな愛情表現を紹介します。
1.じっとアイコンタクトを送ってくる
ふと愛犬の方を見ると、高い頻度で目が合うと感じませんか。それは愛犬があなたに対して、常に視線を送っているからです。
犬にとって親しい相手とアイコンタクトを取ることは、信頼や愛情を意味しています。常に飼い主のことを見ている犬は、「大好き」という気持ちと共に、飼い主から指示があったらすぐに行動しようと考えていることが多いです。
監修ドッグトレーナーによる補足
とてもシャイな性格な犬ほど、正面よりも横目でアイコンタクトを送ってくる傾向があります。
2.近づきながら耳を後ろにペタンと倒す
飼い主の方へそっと近づきながら耳をぺたんと後ろに倒している時は、わかりやすいアピールはないものの「撫でてほしいな…」と甘えたい感情を抱いています。
元々立ち耳の犬はぺたんと後ろに倒れるとわかりやすいですが、垂れ耳の犬の場合は、少しだけ後ろにズレるような耳の動かし方をしています。ぜひ耳の動きにも注目してみてください。
3.頭や鼻をコツンとぶつけてくる
犬が頭や鼻をコツンとぶつけてくる時は、「甘えたいよ」「かまってほしいな」と甘えている合図です。大好きな飼い主さんに自分の存在を気付いてもらうため、気を引こうとしているのでしょう。
甘えることが得意な犬であれば、わかりやすく前足でトントンと合図したり、飼い主の腕の中に頭を入れ込んだりすることもあります。
しかし、気持ちを表現することが苦手なシャイなわんこの場合、頭や鼻を軽くコツンとぶつけてくることが直接的な愛情表現として多いようです。
監修ドッグトレーナーによる補足
とてもシャイな性格の犬の中には、飼い主さんから少し距離を取ったところで「お手」をしたり、鼻をつつくような仕草をみせることも。
シャイな子にとっては、気持ちを表現することで精一杯で、近づくこともためらっているのかもしれません。
4.お尻をくっつけて隣に座る
隣にやってきて、背を向けるようにお尻を飼い主に密着させて座ることはありませんか。「なぜ背中を向けるの?」と少し寂しい気持ちになる方もいるでしょう。
しかし、これは飼い主に対して強い信頼を抱いていることの表れです。また、体の一部分でもくっつけて座ることで、飼い主と触れ合えていると安心できる犬も多くいます。
5.常に飼い主の視界に入る場所に移動している
思い返してみると「常に視界の端に愛犬がいるな」と思うことはありませんか。これは偶然ではなく、シャイな犬や甘えん坊な犬が意図的に飼い主の視界に入る場所に移動している可能性が高いです。
特にシャイな犬は自分からなかなか直接的なアピールができないため、飼い主の視界に入り続けることで気付いてもらおうとします。
「いつも私の視界に入っている」と感じるならば、愛犬からの「かまってほしいな」「自分のことも見てほしいな」というサインだと考え、アイコンタクトを送ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。シャイな犬はなかなか直接的な愛情表現を実行に移せません。しかし、今回紹介したようにさりげないアピールを繰り返しているので、飼い主さんも愛犬の愛情アピールに気づいてあげましょう。
監修ドッグトレーナーによる補足
愛犬がとてもシャイな場合は、ほんの些細な変化も見逃さずにキャッチすることがとても大切になります。
他の犬に比べて表現も表情も控えめなため、見逃してしまうことが多いからです。シャイなのは一つの個性として受け入れて飼い主さんが日頃から注意深く観察して気づいてあげましょう。