犬が7~8歳になったら?やるべき5つのこととシニアになる年齢の目安を解説

犬が7~8歳になったら?やるべき5つのこととシニアになる年齢の目安を解説

犬もシニア期に突入すると、さまざまな変化が起こります。飼い主はそんな愛犬の変化を受け入れ、臨機応変に対応しなければなりません。そこで今回は、犬がシニア期に入ったらやるべきことを5つご紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬がシニアになるのは何歳から?

シニア犬

若々しく活発だった愛犬がある時期を境に徐々に落ち着き始め、気付いたらおじいちゃん、おばあちゃんのように老いを感じ始めた…という話は珍しくありません。

一般的に犬は、7〜8歳を過ぎると徐々に体に衰えが見え始め、10歳を超える頃には高齢犬として老化が見られるようになると言われています。

特に大型犬は老化のサインが現れる時期が早く、7〜8歳を超えたあたりで一気に体に不調が見られることも少なくありません。

シニア期に入るとさまざまな変化が訪れるので、早いうちに愛犬が安心して快適に、そしてできるだけ長く健康に暮らせるよう準備を進めましょう。

犬が7〜8歳になったらやるべき5つのこと

眠そうなシニア犬

では、愛犬が7〜8歳になったらどのような準備を始めるべきなのでしょうか。健康や生活環境面など、さまざまな部分で配慮しましょう。

1.愛犬が過ごす部屋の環境を見直す

まずは愛犬が普段過ごしている部屋の環境を見直しましょう。ぶつかったり誤飲の危険性があるものはないか、フローリングの床はツルツル滑って転倒の原因にならないか、高低差のある場所から落下しないか…。色々気を遣う必要があります。

シニア犬のためにフローリングの床に滑り止めコーティング施したり、マットを敷いたり、ソファの横にペットスロープを設置したりするご家庭も多いですよ。

2.認知症予防に脳に刺激を与える習慣を取り入れる

お手をする犬

シニア期に入ると寝ている時間が増える犬が多くいます。しかし、放置していると脳の働きが鈍ってしまい、認知症の原因になる恐れも…。

そこで認知症予防のために、日頃から脳に良い刺激を与えるような習慣を取り入れましょう。簡単なコマンドトレーニング(お手、おすわりなど)を取り入れたり、嗅覚を使っておやつを探す遊びを取り入れたりすると効果的です。

3.生活習慣病予防のために生活習慣を見直す

生活習慣病は、シニア期に入るとさらに体に負担をかける原因となります。特に肥満や歯周病は体全体に大きな負担をかけるため、寿命を縮める原因にもなりかねません。

改めて毎日歯磨きする、太らないよう食事管理を行う、適度な運動を続けるなど、生活習慣病予防のために生活習慣を見直してみてください。

4.愛犬の健康状態に合わせた食事や運動を意識する

芝生の上を歩く老犬

シニア期に入ると体調を崩しやすくなったり、怪我を負いやすくなったりと変化が見られます。そのため、無理な運動は禁物ですが、愛犬の健康状態に合った運動を続けることは重要です。

また、食事も飲み込みづらい様子が見られたら、ドライフードからウェットフードに切り替えたり、栄養バランスを獣医師と相談するなど意識する必要があります。

5.毎年定期検診を1〜2回受ける

若い年齢の犬も毎年定期検診を受けているわんこが多いと思います。シニア期に入ると、より体調に変化が見られやすくなるため最低でも年に1回、できれば年に2回を目安に定期検診を受けることをオススメします。

病気は早期発見、早期治療が重要です。特にシニア犬の場合は影響が大きく出たり、発見が遅れると治療が難しくなる恐れがあります。

少しでも長く健康的に暮らしてもらうためにも、毎年必ず定期検診は受けるようにしてください。

まとめ

2頭の犬

いかがでしたか。犬がシニア期に入る7〜8歳を目安に、少しずつ生活環境や習慣を見直すことをオススメします。少しでも長く元気でいてもらうためにも、ぜひ今日から意識してみてくださいね!

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