️注目!愛犬を賢い子に育てるコツ
1.愛犬と信頼関係を築く
わんこのトレーニングの効果を上げるために最も大切なのは、わんこと信頼関係を築くことです。
信頼関係ができていない状態では、どんなにトレーニングに時間と労力を費やしても思ったような成果は上がりません。私たちも信頼できない相手から指示されたところで、喜んで従おうとは思いませんよね。それと同じです。
2.一貫した態度をとる
愛犬と信頼関係を築くため、すなわち愛犬から信頼を得るためには「この人の言うことを聞いていれば間違いない」と思ってもらうことが必要です。
そのために大切なのは、そのときの気分や状況に流されず、愛犬に対して終始一貫した態度・対応をとること。
例えばわんこが同じイタズラをした場合、自分の機嫌の良いときには笑って許し、機嫌が悪くてイライラしているときは厳しく叱りつけるといったように対応が異なると、わんこはどちらが正しいのかわからなくなってしまいます。
わんこは学習能力の高い動物ですが、それゆえにかえって混乱をきたしてしまう場合もあるのです。「この人は信頼できる」と思ってもらうためには、統一されたわかりやすい対応が不可欠です。
3.過剰に甘やかさない
愛犬はとにかく可愛い、特に一緒に暮らしはじめてまもない頃は何をしても許せてしまう気持ちはわかります。ですが愛犬を過剰に甘やかすと、言い方は悪いですが愛犬に「舐められる」きっかけになってしまうことがあります。
特に世間一般的に「賢い」と言われる犬種、トレーニング性能が高い犬種の場合には、いったん舐められてしまうと指示に全く従わなくなり、その関係性を覆すのは難しくなります。
犬種がそもそも持っている「賢さ」のポテンシャルを活かすためにも、甘やかすことは厳禁です。
4.社会化期を逃さない
わんこの賢さを最大限に伸ばすためには、最適な時期というものがあります。それが生後1〜3ヵ月の、いわゆる社会化期と呼ばれる期間です。
この時期にできるだけ多くの人やわんこと触れ合い、さまざまな経験を積むことでわんこの能力はどんどん伸びていきます。
またこの時期のわんこは脳も柔らかく、トレーニングの飲み込みの早いため効果が上がりやすいのも特徴です。この時期を逃さず、集中してトレーニングを行うことがコツです。
5.愛犬の好きなものを知っておく
わんこのトレーニングに欠かせないのが「ごほうび」です。指示に従えたときやトレーニングの成果を発揮できたとき、言葉や態度で褒めるだけでなく「ごほうび」を上手に与えることで定着も早くなります。
その際に使われるおやつのことをトレーニング業界では「モチベーター」と呼び、まさにわんこのモチベーションを上げるため、あるいは維持するために使われます。
愛犬の好きなものをしっかり把握しておき、好きなものをモチベーターとして与えれば、より効果アップが見込まれます。
️無理強い厳禁!わんこの『教育』の注意点
1.愛犬の性格を把握する
わんこの性格は犬種や個体によってさまざまです。集中力が長く続く子もいれば飽きっぽい子もいますし、トレーニングを楽しめる子もいればそうでない子もいます。
最も大切なのは愛犬の性格をしっかり把握し、愛犬の性格に沿った形でトレーニングの計画を立てることです。
2.愛犬が楽しめる範囲で
トレーニングをしていると飼い主さんが白熱してしまい、ついつい長時間に渡ってトレーニングをしてしまったり、思う通りにいかなかった時の叱り方がキツくなってしまうことがあります。
ですが忘れてはいけないのは、トレーニングは愛犬が楽しめる範囲で行うということ。トレーニングは愛犬の集中力が続く短時間で行い、愛犬がトレーニングをトレーニングと意識せず「飼い主さんと遊べる楽しい時間」と感じているうちに終わらせるのが秘訣です。
イヤイヤやらされることよりも、楽しいと感じることの方が身につきやすいのは人間もわんこも同じです。
3.過度に期待をかけすぎない
愛犬が「賢いね」と褒められたら嬉しいのは当然です。ですが周囲からの賞賛を得たいがために、愛犬に過度の期待をかけてトレーニングを無理強いするのは、正しい姿とは言えません。
わんこは飼い主さんの承認欲求を満たすための道具ではありません。多少できないことがあっても、愛犬の全てを受け入れて一緒の生活を楽しむことを忘れてはいけません。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?計算ができたり、難しい大道芸ができたりといった賢さまでは求めなくても、日常のしつけをマスターしてくれる最低限の賢さは望みたいのが正直な飼い主心ですよね。
愛犬の賢さのポテンシャルを上げるも下げるも飼い主さん次第。今回ご紹介したコツを意識して、気長にそして気楽に取り組んでいきましょう。