動物虐待は違法！愛犬を生涯苦しみ続けることに…
残念ながら世界を見渡すと犬や猫をはじめとした動物たちに対し、非道な行いをする人々が後を絶ちません。動物虐待は世界的にも犯罪として扱われていますし、何より生涯、虐待を受けた動物たちはトラウマに苦しみ続けることになります。
「動物虐待なんて絶対に許せない！」という飼い主さんが多いでしょう。しかし、実は飼い主がやりがちな行動にも、虐待に抵触する恐れのある行為が多数存在します。
知らぬ間に愛犬の心身を傷つけてしまっている恐れがあるので、あらためてどのような行為が虐待に該当するのか理解しましょう。
飼い主として絶対NG！犬の虐待に繋がる『5つのタブー』
ここでは、犬の虐待に繋がるタブー行為を紹介します。飼い主としてやっていると愛犬を苦しめている恐れがあるので、心当たりのある方は今日から早急に改善してください。
1.しつけと称して叩く
一昔前、日本で飼われている犬の中にはしつけと称して、背中やお尻を叩かれて飼育される犬たちがいました。しかし、恐怖で支配しても正しいしつけは行えませんし、愛犬を苦しめるだけです。
現在もしつけの一環として「どうしてできないの！」と必要以上の大声で怒鳴ったり、叩いたりする行為に及ぶ飼い主を稀に見かけます。これは虐待に繋がる危険な行為なので、絶対にやめましょう。
2.健康に必要なお世話を怠る
適切な食事を与え、清潔な飲み水を与え、必要に応じてトイレシーツを毎回交換し、1日1〜2回を目安に散歩へ連れて行く…という基本的な日課は、犬の健康を維持する上でとても重要です。
しかし、このような基本的なお世話すら行わず放置する行為は、ネグレクトという飼育放棄に分類されます。不潔な環境で放置していれば、やがて犬の健康状態が悪化してしまうため、虐待に該当するのです。
3.同じ場所に長時間閉じ込めておく
犬は基本的にケージに入っているべき、という考え方をよく耳にします。メリハリをつけるためや犬にとって安心できる場所を確保するためなどに、ケージを使うことは良い影響を与えるでしょう。
しかし、ケージという狭い空間に長時間閉じ込めておくと、犬のストレス度数は上昇してしまいます。窮屈さから体調不良を引き起こす恐れもあるため、あまりに長時間狭い空間に閉じ込めておく行為は控えてください。
4.明らかに体調不良なのに放置する
いつもとは明らかに違う様子を見せていたり、体調が悪そうな様子を見せているのに「まぁいいか」とそのまま放置する行為も虐待に繋がります。
飼い主は犬の生涯に責任を持つべきです。それは体調不良や病気、怪我を負ったときにも適切な対応をとることが求められます。
そのまま放置してしまえば状態が悪化することはわかるはずです。それでも放置する場合は、虐待やネグレクトに該当します。
5.犬が暮らしにくい環境のまま生活させる
意外と無意識でやりがちな行為に、犬が暮らしにくい環境のまま生活させるという行為が挙げられます。例えば、室温を適切に調節してあげなかったり、犬の体格に見合わない広さの窮屈な部屋で過ごさせるといった生活です。
また、ペット不可の物件に無断で犬を飼育する行為も、いずれ管理会社にバレて退去を余儀なくされる恐れがあります。
このように無責任な行動をとる飼い主も、犬に十分な生活環境を用意してあげていないとして、虐待に繋がる危険性があると考えられています。
まとめ
いかがでしたか。犬の虐待に繋がるタブー行為の中には、意外と飼い主がやりがちな行為（ケージに長時間閉じ込める、環境の不備など）が当てはまります。
これをきっかけに、あらためて愛犬が暮らしやすい環境作りや生活スタイルを見直してみましょう。
