犬の危険な『くしゃみ』3選 放置してはいけない症状と飼い主にできる対処法

犬の危険な『くしゃみ』3選 放置してはいけない症状と飼い主にできる対処法

この記事では、犬の危険な「くしゃみ」を紹介します。犬のくしゃみの原因や放置してはいけない症状、適切な対処法についても解説しますので参考にしてください。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬が「くしゃみ」をする原因

くしゃみをする犬

犬も人間と同じように「くしゃみ」をすることがあります。

犬がくしゃみをする原因には、異物の混入や生理現象、風邪(ケンネルコフ)、鼻炎、腫瘍、アレルギー、歯周病などがあります。つまり、犬のくしゃみの原因は、人間がくしゃみをする時とほとんど変わりありません。

時々くしゃみをする程度ですぐにおさまり、他に症状がないなら人間の生理現象と同じなので心配はいらないでしょう。

「フガーフガー」「ブーブー」など、豚のような声で苦しそうにする「逆くしゃみ」と呼ばれる現象が小型犬や短頭種に起きることもありますが、すぐにおさまる場合は健康に問題はない場合がほとんどです。

犬の危険な「くしゃみ」とは

口を開けるテリア

ここからは、犬がしていたら危険な「くしゃみ」を紹介します。

愛犬が次のようなくしゃみをしていたら注意しましょう。

1.咳や下痢を伴うくしゃみ

犬は「ケンネルコフ」という犬の風邪にかかると、くしゃみを繰り返すことがあります。ケンネルコフの主な症状は激しい咳や発熱ですが、鼻水や鼻炎によるくしゃみが伴うことも少なくありません。

特に、生後6週から6ヶ月の子犬は免疫が備わっておらずケンネルコフにかかりやすく、重症化する可能性もあります。

ケンネルコフの原因は細菌やウイルスなどさまざまで、予防には毎年のワクチン接種が最も有効とされています。人に伝染する病気ではありませんが、愛犬を守るためにしっかり対策をしましょう。

2.鼻水や鼻血を伴うくしゃみ

犬がくしゃみを繰り返し、鼻水・鼻血も出ている場合は「蓄膿症」や「副鼻腔炎」を起こしていることが考えられます。

シニア犬が鼻血を伴うくしゃみをする時は鼻腔内に「腫瘍」ができている恐れもあり、早急な治療が必要です。

3.歯茎の腫れや口の悪臭を伴うくしゃみ

くしゃみをしている犬の歯茎が腫れ、口から何かが腐ったような悪臭がする場合は歯周病になっている可能性が高いです。

犬の口内環境は虫歯になりにくい代わりに歯周病になりやすく、症状が進行すると菌が口と鼻の間の骨を溶かし、くしゃみや鼻水の症状が出るようになります。

歯周病を防ぐため愛犬のデンタルケアをしっかり行い、歯石がたまってしまったら動物病院に相談してみましょう。

犬が「くしゃみ」をする時の対処法

診察されるヨーキー

愛犬がくしゃみをしていると、飼い主としては心配になるかもしれません。

しかし、冒頭でもお伝えしたとおり、生理現象によって起きるくしゃみなら特に何もする必要はありません。人間も風邪をひいている訳でもないのに、くしゃみが単発で出ることがありますよね。それは犬も同じなのです。

しかし、もし以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • くしゃみを繰り返す
  • くしゃみと一緒に鼻水や鼻血が出る
  • 鼻を気にしている
  • 歯茎が腫れる
  • 口から悪臭がする

このような症状がある場合は動物病院で治療を受け、原因を突き止めて適切な治療を行うようにしてください。

ケンネルコフを予防するためのワクチン接種、そしてアレルギー対策として、愛犬が過ごす部屋は掃除してハウスダストを溜めないようにしておくことも大切です。

まとめ

たんぽぽ畑の中でくしゃみをする犬

犬の危険な「くしゃみ」について解説しました。

腫瘍や感染症のサインが隠されていることもありますので、犬がくしゃみを繰り返したり、他に症状がある場合は放置せずに適切な治療を受けるようにしましょう。

犬の「くしゃみ」は放置してはいけません。症状に早めに気づけるように、日頃から愛犬の体調はよく観察するようにしてくださいね。

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