犬が病気になる「生活環境」にしないために絶対に避けるべきこと
犬が病気になる「生活環境」とはどのような状態を指すのでしょうか。
そこで今回は、犬が病気になってしまうような生活環境にしないために、普段から絶対に避けるべきことや安心して暮らすためのコツについて解説します。もしご自身のお家に当てはまるものがあれば、すぐに改善していきましょう。
1.犬にとって有害な物が置きっぱなし
人間の家の中には、犬にとって有害な物がいくつも存在します。これらを犬の身の回りに放置してしまうと、犬が誤飲して中毒を起こす可能性があり、大変危険です。
あくまで一例ではありますが、以下の物は犬にとって有害なので犬の手の届かないところに避難させましょう。
- チョコレート
- キシリトール入りガム
- アルコール
- ポトスなど毒性がある観葉植物
- 薬
- 洗剤
誤飲した量にもよりますが、中毒により犬が死に至ることもあります。
また、靴下やタオル、電池なども飲み込むと窒息や腸閉塞を起こすリスクがあるため、犬を飼うときは部屋の中を整理整頓するようにしてください。
2.室内の温度管理を怠る
犬が生活する部屋の温度管理をしないのは、絶対に避けるべきことです。
犬は約22℃~25℃が過ごしやすいといわれており、温度が高すぎると熱中症を起こしたり、逆に低すぎると体調を崩すことがあります。熱中症は犬が亡くなることも少なくないため、特に注意しなくてはいけません。
愛犬の犬種や年齢、体調に合わせて部屋の温度はしっかりと管理しましょう。なお犬を飼ったら、エアコンは1日中つけっぱなしにする覚悟が必要です。
3.犬にとって滑りやすい床
フローリングの床も、犬の飼育環境として好ましくありません。一般的なフローリングの床は滑りやすく、犬の足腰に大きな負担がかかるためです。
このような滑りやすい床で暮らしている犬は、膝蓋骨脱臼、骨折、捻挫、股関節形成不全等、骨や関節の病気になる確率が高くなってしまいます。
犬を飼う時は、床に絨毯や滑り止めシートを使って対策をしましょう。
4.掃除をしない
面倒だからといって、愛犬が暮らす部屋を掃除しないでいると、犬が病気になってしまう危険性があります。不衛生な生活環境は、感染症など病気の原因となります。
犬の身の回りは常に清潔になるよう、こまめに掃除を行いましょう。
また部屋のみならず、トイレやケージ、ベッド、ブランケットなど、犬が使っているアイテムも定期的にきれいにしてください。せっかく部屋の掃除をしても、そこに置いてあるものが不衛生では意味がありません。
愛犬と安心して暮らすためのコツ
愛犬が健康的に安心して暮らすためには、飼い主が責任を持って「生活環境」を整えてあげましょう。
愛犬の生活スペースは、掃除をこまめにして清潔にしましょう。排泄物で汚れがちなトイレはもちろんのこと、忘れがちな犬用ベッドも綺麗にしてください。掃除をしていれば気になる犬の匂いも軽減できます。
エアコンや暖房器具を使って温度も管理し、犬が誤飲しそうな物や有害な物は片付けておきましょう。床には滑らないように絨毯などで対策を取ります。
また、犬がひとりで落ち着ける場所を作っておくことも大切です。犬がゆっくり休息できる場所を与えてストレスが溜まらないように配慮してください。
まとめ
犬が健康的に暮らせる「生活環境」を作るのは、決して難しいことではありません。
犬の生態を理解し、愛犬がどうすれば安全に暮らせるかを考えれば、自然と家の中の改善点が見えてくるはずです。
犬にとって最適な「生活環境」が整うか否かは、全て飼い主次第です。愛犬が安心して暮らせるように、日頃から意識して行動しましょう。