犬にとって『枕』って必要なの?
愛犬が飼い主さんの枕を使ってリラックスしている光景は、とても可愛らしいですよね。犬によって枕を使う子と使わない子に分かれますが、基本的に犬は『枕』というものを必要とはしません。
そもそも『枕』という概念がないので、「寝るときに頭を置くために必要なもの」として使っている犬はいないでしょう。自然界にも枕は存在しないので、犬に枕は必要ではありません。
『枕』と思わず好んで使っている犬も多数!
しかし、SNSなどでも枕を使って眠る犬の写真や動画は多く見かけます。実際、枕やクッションを使って愛犬が気持ちよさそうに眠ったり、リラックスしている様子を見かけたことのある飼い主さんは多いでしょう。
『枕』という寝具の概念はないものの、「ふかふかしていて気持ちいい」「頭を置くのに楽」「飼い主さんの匂いが染み付いていて安心する」など、さまざまな理由で枕を活用する犬は多くいます。
犬にとって枕は絶対に必要なアイテムではないものの、眠る際に寝心地が良くなるからと自ら進んで使うわんこは大勢いるようです。
犬が『枕』を使うメリットやデメリットは?
では、犬が『枕』を使うことにメリットやデメリットはあるのでしょうか。愛犬に枕を使わせるか否かはメリットやデメリットを踏まえた上で、愛犬の気持ちを尊重して判断してあげてください。
1.犬が枕を使うメリット
犬が枕を使うメリットとして、以下のような点が挙げられます。
- 頭の高さを調節して良質な睡眠につながる
- ふかふかとした手触りでリラックスできる
- 飼い主の匂いを感じて安心できる
- 顎置きとして快適な休憩が取れる
犬が自ら枕を使う理由として、やはりふかふかとした手触りの良さや頭や顎を枕に置くことでちょうど良い高さに調節し、休んだり眠ったりすることができる点が挙げられるでしょう。
また、普段飼い主が使っているクッションや枕を使っている場合は、大好きな飼い主の匂いが染み付いていることから、飼い主と触れ合っているようで安心するという理由もメリットとして挙げられます。
2.犬が枕を使うデメリット
では、犬が枕を使う上でデメリットはあるのでしょうか。
- 枕やクッションの素材によってはアレルギー反応を起こす恐れも
- こまめに洗濯していないと細菌による皮膚炎を発症する恐れ
- 飼い主と共有する場合は飼い主側の衛生面に問題が生じる可能性
- 高さがある枕の場合、首を痛める危険性
基本的に愛犬が自ら好んで使っている場合は、使い心地の悪さや違和感を覚えていることが少ないので大きな問題はないでしょう。
しかし枕の素材や洗濯頻度、枕の高さなどによっては、健康に悪影響を与える恐れがあるため、枕を使うことを好むわんこには適した素材や高さの枕を与えてあげてください。
愛犬が枕好き!どのような枕を選んであげるべき?
基本的に、犬には枕が必要ないので無理に使わせる必要はありません。しかし、愛犬が自ら好んで枕を使っている場合は、快く枕を選んであげると良いでしょう。
愛犬に枕を選んであげるときは、以下のポイントをチェックしてください。
- 使われている素材(アレルゲンが使われていないかどうか)
- 愛犬の体格に合った大きさや高さか
- 洗濯できるか
- 触った感触は愛犬が好む素材であるか
この点を踏まえて愛犬にぴったりの枕を選んであげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬に枕は必要ありませんが、多くのわんこが枕やクッションを好んで「頭置き」にしています。愛犬に枕を与える際は、ぜひ今回紹介した確認ポイントを参考に、愛犬にぴったりな枕を選んであげてくださいね!