危険な症状を引き起こす恐れも…犬に絶対NGな『調味料』5選
「もっと美味しいご飯を食べさせてあげたい」という思いから、調味料を愛犬のご飯に加えようとする飼い主さんがいますが、基本的に犬に調味料は必要ありません。
むしろ危険な調味料を与えてしまうと体調不良や重篤な症状の原因となるため、絶対に与えないでください。
ここではそんな危険な症状を引き起こす恐れのある、犬に絶対NGな『調味料』を紹介します。
1.醤油
わたしたち日本人には馴染みの深い醤油ですが犬にとっては塩分濃度が高すぎるため、少量でも舐めてしまうと嘔吐や下痢、ふらつきなどの症状を引き起こします。
摂取してしまった量によっては塩中毒に陥り、最悪の場合には死に至る危険性もあります。体重1kgあたり4〜5gで危険値に当たるため、醤油は与えないように気をつけましょう。
2.みりん
みりんは調理などによく使われる調味料の1つです。しかし、みりんの多くにはアルコールが含まれているため、犬に与えてしまうとお酒を摂取した時と同じような症状を引き起こす危険性があります。
特に「本みりん」は日本酒に相当するアルコール度数を持っているため、少量でも舐めてしまうとふらつきや呼吸困難、重い消化器症状を引き起こす恐れがあります。最悪の場合、命に関わる恐れもあるので絶対に与えないでください。
3.胡椒
胡椒は刺激のある調味料の1つなので、犬が舐めてしまうと刺激が強すぎる恐れがあります。嘔吐や下痢、腹痛などの消化器症状を引き起こす危険性が高いでしょう。
また、舐め過ぎてしまうと胃腸に大きな負担がかかり、麻痺症状を引き起こす恐れもあります。刺激の強い香りなので犬自身が嫌がることも多い調味料ですが、誤飲しないよう注意しましょう。
4.わさび
胡椒以上に刺激の強い調味料といえば、日本で馴染みの深い「ワサビ」が挙げられます。もちろんこちらも刺激が強すぎるため、犬が摂取してしまうと消化器症状を引き起こす恐れがあります。
また、舐めた量によっては肝臓障害を引き起こし、重篤な症状につながる危険性もあります。感覚麻痺などの症状も危険なので、絶対に与えないようにしましょう。
5.唐辛子
人間でも苦手な人が多い唐辛子は、絶対に犬をはじめとした動物に与えてはいけない調味料です。特に刺激の強い調味料なので、胃腸に強い負担を与えてしまいます。
嘔吐や下痢、腹痛はもちろん、よだれが止まらなくなる、食欲不振、脱水症状など様々な症状が現れます。重症化すると命の危険もあるため、早急に動物病院で対処してもらいましょう。
NGな調味料を愛犬が食べてしまった時の対処法
もしも愛犬が摂取してはいけない調味料を口にしてしまった場合、飼い主はどのように対処するべきなのでしょうか。
- 少量の場合は1日様子を見る
- 持病を持っている場合は少量でも早急に動物病院へ
- 症状が現れたら動物病院で診てもらう
少量であれば様子を見ても大丈夫ですが、刺激の強い調味料を口にしてしまった場合は、早めに動物病院で相談して診察してもらった方が安全です。
特に持病を持っている犬や胃腸の弱い犬は注意が必要です。症状が重症化しやすいため、調味料を摂取してしまったことが判明次第、すぐにかかりつけの動物病院へ連れていきましょう。
まとめ
いかがでしたか。調味料は料理をより美味しくしてくれる魔法のアイテムです。しかし犬には刺激が強すぎるものが多いため、体調不良の原因になってしまいます。最悪の場合、命に関わる危険性もあるので、調味料を与えないようにしましょう。