心理的要因?病気?犬の目がウルウルしている5つの理由
愛犬の顔を見たときに、ふと「目が潤んでいるな」と思うことはありませんか。犬たちの目が潤むのには、大きく分けて心理的要因と外的要因の2つが関係しています。ここでは、犬の目がウルウルしているときに考えられる理由を紹介します。
1.飼い主に対して何かを期待している
飼い主に対して「これをしてほしい」「遊んでくれるのでは?」と期待しているとき、飼い主を集中して見つめている状態が続くために、目が乾き涙の分泌量が増えるという現象が発生しがちです。
どこか明るく嬉しそうな様子でこちらを見つめているときは、何かを期待していたり構ってほしいなどのサインかもしれません。
2.緊張や不安から目が潤んでいる
緊張していたり不安を感じていたりするときも目が潤んでしまうことがあります。叱られているとき、慣れない怖い音が聞こえてきたときなど、精神的に負担がかかっているのでしょう。
目を逸らすような仕草や飼い主の後ろに隠れるような仕草、ブルブルと小刻みに体を震わせているなど緊張や不安のサインが見られたら、それぞれの状況に適した対応をとってください。
3.何かに集中していて目が潤んでしまう
何か興味が惹かれるものに集中していたり夢中になって遊んでいたりすると、犬は瞬きするのを忘れてしまうことがあります。瞬きをしないと目の表面が乾いてしまうため、涙の分泌量が増えます。
目が乾きすぎてしまうと眼球を傷つける原因にもなるため、興奮しすぎていたり夢中になりすぎている時は、時々クールダウンさせてあげると良いでしょう。
4.ゴミや毛などが目に入ってしまった
外的要因で目がウルウルしているときに最も考えられる原因は、空中に浮いている埃などが目に入ったり、目の周りの毛が眼球に触れてしまう状態です。
ゴミや毛などが目に入ったり触れたりしてしまうと、異物を排除しようと涙の分泌量が上がります。慢性的にウルウルしている場合は、目の周りの長い毛が原因の可能性が高いので定期的に整えてあげるなど対処しましょう。
5.目の病気が関係している可能性も
慢性的に目がウルウルしている場合、目に関する病気が隠れている可能性も疑われます。例えば、以下のような病気が考えられます。
- 角膜炎
- 結膜炎
- 角膜潰瘍
目の病気を患うことで涙の分泌量が上がり、常に目が潤んでいる状態になってしまいます。眼球に傷がついたり症状が進行したり、最悪の場合には失明に至る危険性もあるため、早めに動物病院で診てもらいましょう。
犬の目がウルウルしている時の対処法は?
犬の目がウルウルしている時、原因によって対処法は異なります。
心理的要因であれば犬の要求に応えてあげたり、「ダメ」と叱ったりと適切な対応をとりましょう。興奮しすぎている場合は、一度落ち着かせるためにコマンド指示を出すなどの方法がオススメです。
外的要因の場合は、目の周りの毛を定期的に整えてあげたり、病院で処方してもらった目薬を差して水分と共に埃などのゴミを取り除いてあげましょう。
それでもなお目が潤む頻度が高いという場合は、病気が原因の可能性も疑われます。かかりつけの動物病院に相談し、診察や検査を受けてください。
まとめ
いかがでしたか。犬の目がウルウルしているときは心理的要因だけでなく、外的要因や病気も考えられます。心理的要因と外的要因を同時に確認し、適切な対処を行ってもなおウルウルしている場合は、動物病院に相談しましょう。