犬が勝手に膝の上に乗ってくるのを許してはいけないと言われる理由
まず犬が勝手に膝に乗ってくるのを許してはいけないと言われる理由ですが、それはずっと昔に否定され研究者自身も間違いだったと言っているアルファ理論の考え方です。
主従関係という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、この主従関係という考えから犬が勝手に膝の上に乗ってくるのは主従関係の乱れになるため、決して許してはいけないというものです。
しかし、先述したように主従関係という考え方は否定されているものであり、それは多くの研究によってわかっているものですから、膝の上に乗ってきた犬に「下剋上されてしまう!」といったことを考える必要は全くありません。
犬が膝の上に乗ってくるのはあなたが好きで一緒に過ごしたいから
では犬が膝の上に乗ってきたらどうしたらいいのでしょう?またそれはどんな意味を持っているのでしょうか?
これは深く考える必要はなく、犬は社会性のある生き物であり群れで生活をする動物であることを知れば納得できると思います。
単純にあなたにくっついていたい、あなたのそばで過ごしたい、ただそれだけです。
それはあなたへの親愛の証と言ってもいいでしょう。とても可愛いですよね。
主従関係ではなくただ家族として側にいたいだけなので、ぜひそれを受け入れて穏やかな時間を共有してほしいと思います。
膝に乗ってきた犬を触ろうとして怒られたらどうしたらいい?
ただ中には膝の上には乗ってくるのに触ろうとすると怒るという子も存在します。
その場合は決してあなたのことを舐めているとかではなく、自分が選択して膝の上に乗ることと沢れることは別の問題と考えているに過ぎません。
また、触られること自体が好きではないのかそれとも何か身体に不調を抱えているのかという考えなければいけないこともあるため、一度診察へ連れて行って触ろうとする場所に不調がないかを確認してもらうといいでしょう。
もし身体的な不調がなければ触られることに対してネガティブなイメージを持っている可能性があるため、触られることを心地の良いことと感じてもらうためのトレーニングをするのもおすすめです。
いずれにしても、決して主従関係の乱れや下剋上というものは存在しませんので、安心して膝の上に来た犬を休ませてあげてください。
まとめ
犬が膝の上に乗ってきたらおろしたほうがいいのか?指示に従ってからでないと乗せたらだめなのか?
こうしたことで悩み愛犬と何も考えずただふれあいたいだけなのに…と悲しんでいる飼い主さんは少なくありません。
しかしそれは全く気にする必要のない悩みであり、その悩みの元となっている考え方も今では完全に否定されている古い情報なので安心して愛犬と触れ合ってほしいと思います。
犬という素晴らしい生き物と心を通じあえる喜びは何者にも変えられない幸せです。
そんな素晴らしい時間を愛犬とたくさん共有しましょう。