愛犬と室内で暮らすための「ケガ対策」
犬も室内飼いが一般的になりつつある昨今、室内にいるがゆえに外飼いしていた時代には考えられなかったようなケガをしてしまうことがあります。
以下は、犬が室内でしてしまう確率の高い怪我ランキングです。
- 1位:骨折、捻挫、脱臼
- 2位:切り傷
- 3位:噛み傷
- 4位:火傷
犬が室内で怪我をしやすい原因を考え、愛犬と室内で暮らすためのケガ対策はどのようにしたら良いのか、ぜひ一緒に考えてみましょう。
1.フローリングには犬のための滑り止め加工をする
愛犬と室内で暮らすためのケガ対策は、フローリングには犬のための滑り止め加工をすることです。
滑りやすいフローリングは、犬が骨折や脱臼をしやすいです。ラグやカーペットなどの敷物で対策する方法もありますし、犬のためのフロアコーティングを業者に依頼する方法もあります。
敷物で対策する場合には、犬用やペット用として販売されているものをおすすめします。
やんちゃ盛りの犬のいる家庭や遊び好きな犬のいる家庭では、ラグやカーペットがズレてしまい、骨折や脱臼の原因になることがあります。
犬のためのフロアコーティングであれば、そのような心配がありません。フローリングを傷から守ることもできますし、愛犬の粗相によって汚れてしまった時のお掃除も簡単で楽です。
2.床に物を置きっぱなしにしない
愛犬と室内で暮らすためのケガ対策は、床に物を置きっぱなしにしないことです。
床に置かれた物を犬が踏んでしまったとき、肉球や皮膚に切り傷を負ってしまうことがあります。出血がない場合では、飼い主が気づけないことがよくあります。
- 手足を床につかずに歩くことがある
- 手足の裏をしきりに舐めている
- 手足に触れると起こったり痛がったりする
このような症状があるときは、肉球や皮膚に切り傷を負っていないかどうか、確認してみてください。
小さな切り傷も放っておくと、細菌に感染し、傷口が化膿したり、悪化したりすることがあります。
日頃から床に物を置きっぱなしにしない癖をつけることが大事です。また、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんのおもちゃの置きっぱなしにも注意してあげてください。
3.それぞれのケージの中でお留守番させる
愛犬と室内で暮らすためのケガ対策は、それぞれのケージの中でお留守番をさせることです。
多頭飼いをしていると、犬同士の喧嘩による噛み傷を負ってしまうことがあります。初めは遊びでも、その遊びがだんだんとヒートアップして喧嘩になってしまうことがよくあります。
おもちゃの取り合いで喧嘩になってしまうこともよくありますし、遊びたい犬と構われたくない犬との間で喧嘩になってしまうこともよくあります。
一緒にお留守番させることができるかどうか、それぞれのケージの中でお留守番させた方がよいかどうかは、飼い主さんの見極めと適切な判断が重要です。
もし心配なときは、それぞれのケージの中でお留守番させることで、犬同士の噛み傷による怪我を防ぐようにしましょう。
4.不要な家電製品のコードは抜いておく
愛犬と室内で暮らすためのケガ対策は、不要な家電製品のコードは抜いておくことです。
犬が自宅の室内で火傷を負う原因のほとんどが、家電製品のコードを噛んでしまったことによる感電です。
軽症では口の中に火傷を負ってしまう程度で済むこともありますが、全身に大火傷を負ってしまうこともありますし、感電死してしまうことも考えられます。
ドライヤー、ヘアアイロンのコードやスマートフォンの充電器のコードの他、これからの季節は加湿器やこたつのコードなども注意が必要です。
不要なものはコンセントからコードを抜き、抜くことができない家電製品のコードにはカバーを取り付けるようにしましょう。
100円ショップにも配線カバーという商品が売られています。より丈夫なものが欲しいなという場合には、ホームセンターでもチェックしてみてください。
まとめ
愛犬と室内で暮らすためのケガ対策を4つ解説しました。
- フローリングには犬のための滑り止め加工をする
- 床に物を置きっぱなしにしない
- それぞれのケージの中でお留守番させる
- 不要な家電製品のコードは抜いておく
実は、犬の怪我のほとんどは自宅の室内で起きています。屋外であれば、他の犬と喧嘩をしてしまったとき、交通事故に遭ってしまったときなどでしょう。
室内で愛犬が思わぬ怪我を負ってしまうことがないよう、自宅の中に危険な場所はないか、対策されていない場所はないか、改めてチェックしてみてくださいね。