ある日突然、愛犬が命を落としてしまうことがある
昨日まで元気に過ごしていた愛犬が、翌日あることが原因で突然命を落としてしまう…という哀しく痛ましい事例は、世界中で報告されています。
突然死には様々な要因がありますが、心疾患や消化器疾患、中毒症状、感染症、そして事故が多く見受けられます。
突然死の多くは、健康診断を受けていなかったことで発見が遅れてしまった病気や、飼い主の不注意などが原因として多く挙げられます。
悔やんでも悔やみきれない、亡くなった後も後悔の念に苛まれてしまうため、日頃から突然死の原因になるような行為は意識的に改善しましょう。
犬が突然命を落とす『飼い主がやってはいけない絶対NG行為』5選
では、どのような飼い主の行動が原因で愛犬が突然命を落としてしまうことがあるのでしょうか。以下のような行為や習慣は今すぐに見直してください。
1.必要なワクチン接種を受けさせない
毎年必ず接種が義務付けられている狂犬病ワクチンをはじめ、接種が推奨されている混合ワクチンやフィラリア感染症予防のための駆虫薬、マダニ駆除薬など、愛犬の健康を守るために必要なワクチンや薬の投与は必ず行いましょう。
免疫力が低下していると感染症に罹ってしまった時、突然命を落としてしまう原因になります。いざという時のためにもしっかり予防対策を徹底しておきましょう。
2.散歩中にリードを正しく持たない、装着していない
散歩中は交通事故に巻き込まれて命を落としてしまうケースが見受けられます。その多くは飼い主がリードをつけずに自由に歩かせていたり、リードを正しく持たずに制御しきれなかったりといった理由が原因です。
リードを装着することは飼い主の義務なので、最近ではあまり見かけなくなりましたが、リードが緩んだ状態で持っていたり、伸縮リードを必要以上に伸ばしていると、いざという時に愛犬を抑えきれず、車や自転車に撥ねられてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
3.散歩や運動前に食事を摂らせる
散歩や激しい運動の前に食事を摂ってしまうと急激な血行不良を引き起こし、胃捻転や胃拡張の症状を引き起こすリスクが高まると考えられています。
胃捻転や胃拡張は名前の通り、胃が膨張してしまったり捻れてしまったりする大変危険な症状です。最悪の場合には短時間で死に至る危険性があるため、散歩や運動の前の食事は1時間以上前に済ませておきましょう。
4.食事中にちょっかいを出す
犬にとって食事は生きる上で重要な日課です。そのため本能的に、「他の犬に取られまい」と早食いしてしまう習性があると言われています。
そんな食事中に飼い主が触れたりちょっかいを出したりすると、「取られたくない」という本能が強く働き、より早くドッグフードを口に詰め込もうとする傾向があります。
早食いは消化不良や窒息の原因になりますし、最悪の場合には胃捻転、胃拡張などを引き起こし死に至る危険性もあります。食事中はちょっかいを出さず、そっと見守ってあげましょう。
5.犬にとって安全な生活環境が整えられていない
愛犬が過ごす部屋は、犬にとって安全な生活環境が整えられていますか。以下のような生活環境では事故や怪我の原因となり、突然命を落としてしまう危険性もあります。
- 中毒症状を起こすような食べ物が放置されている
- ゴミ箱がそのまま床に置かれている
- フローリングに滑り止め対策がされていない
- 電気コードが剥き出しのまま置かれている
- 暖房器具の周辺にガードが設置されていない
- 窓が開けっぱなしになっている
- 危険な刃物が置きっぱなしにされている
- 飲み込めてしまうサイズの部品やおもちゃが放置されている
このような注意点に心当たりがある方は、愛犬の突然死を防ぐためにも今すぐ改善してください。
まとめ
いかがでしたか。大切な愛犬が飼い主の何気ない習慣や行動によって命を落としてしまうことは、なんとしても避けなければいけません。愛犬のことを第一に考え、生活環境や健康管理、御世話の仕方などを今一度、見直してみましょう。