愛犬とのキャンプで無意識にやってしまいがちな迷惑行為
愛犬も連れていけるキャンプ場が増えているおかげで、愛犬をキャンプ場に連れていく人が増えているようです。
しかし、いくら「犬OK」のキャンプ場でも当然守るべき最低限のマナーは存在します。もしかしたら犬連れのキャンプそのものに慣れないうちに無意識にやってしまっている可能性も。
そこで今回は、愛犬とのキャンプで無意識にやってしまいがちな迷惑行為について解説します。愛犬とのキャンプが最悪な思い出にならないよう、確認しておきましょう。
1.人が通る度に吠えているのを放置している
キャンプ場では、犬の鳴き声を迷惑行為だと感じる方が多くいらっしゃるようです。
- ちょっと吠えるくらいなら可愛い
- 人が通る度に吠えるとうるさいなと感じる
- いきなり吠えられてちょっとムカついた
- 人に吠えないようにしつけてから利用してほしい
このようなご意見があるのですが、実は吠える愛犬に対して一切注意をせず、無視をしている飼い主もいるらしいのです。
恐らくその犬は、普段からよく吠える犬なのではないでしょうか。飼い主や家族は慣れてしまっていて、愛犬の鳴き声が迷惑行為だと感じなくなってしまっているのかもしれません。
また、普段は全く吠えることのない犬も、楽しくて興奮してしまったり、慣れない環境に緊張してしまったり、吠えることが増える場合もあります。
キャンプ場では必ず愛犬を落ち着かせる対応をするようにしましょう。吠えてしまった相手に対して、「すみません」と一言声をかけるだけでも、相手の印象がだいぶ変わると思います。
2.おしっこに水をかける
『キャンプ場内でおしっこをさせ、そこに水をかける行為は迷惑行為』ととらえられてしまうことがほとんどのようです。
キャンプ場を愛犬と利用することと、普段のお散歩中とは違います。芝生のキャンプ場であれば、地面に寝転がって過ごしたい人もいます。その場所に犬がおしっこをしていたらと考えると、何でここでおしっこをさせるんだ!と、腹が立ってしまう人もいます。
また、「ちょっと草むらで…」とか、「ちょっと木々の裏で…」など、隠れるようにおしっこをさせる飼い主もいるようなのですが、おしっこのニオイが空気で運ばれ、漂うのだそうです。
キャンプ場を利用する時は、トイレシートで排泄をさせるようにしましょう。トイレトレーニングをしていないのであれば、マナーベルトやおむつを着用するようにしましょう。
おしっこしてしまった時は、水をかけるのではなく、トイレットペーパーやティッシュで拭きとる方が、印象がよいと思います。
3.犬臭いまま連れてくる
キャンプ場で自然の香りを楽しむはずが、「隣のサイトから犬臭いニオイが…」という経験をされた方が多くいらっしゃるようです(サイトとは、テントを張る場所のこと)。
私たち飼い主にとっては、愛犬の体臭までも愛おしいものですよね。「犬臭い」とはよく言いますが、肉球・耳の中・おなか・おしりのニオイまで、つい嗅ぎたくなってしまいますよね。
しかし他人にとってはやはり獣臭でしかないため、犬臭いことで不快に感じられてしまう可能性があります。
対策としては、キャンプ場を愛犬と利用する時は、前日までにシャンプーを済ませて行くとよいと思います。私も前日の夜に2匹の愛犬をシャンプーし、抜け毛が落ちることを軽減するための服も着せて利用しました。
4.リードが長くて他のサイトに犬が侵入する
利用するサイト内であれば、ロングリードを利用してもよいと思うのですが、他の方が利用するサイト内に犬が侵入することがあってはいけません。
突然知らない大きな犬が入ってきて、驚いた子供が転倒して大泣きだった、ということがあったようです。
犬同伴OKのキャンプ場も増えています。しかし、利用する人の全てが犬を連れているわけではありません。犬を怖いと感じる人もいますし、嫌だなと感じる人もいます。
犬の同伴もOKだけど人が利用することを前提としているキャンプ場がほとんどなので、利用する人を優先に、他人に愛犬が近づいて行ってしまうことがないよう、注意して利用しましょう。
まとめ
愛犬とのキャンプで無意識にやってしまいがちな迷惑行為を4つ解説しました。
- 人が通る度に吠えているのを放置している
- おしっこに水をかける
- 犬臭いまま連れてくる
- リードが長くて他のサイトに犬が侵入する
私が愛犬たちとキャンプ場を利用した時、「え…犬連れてる人いるんだけど…」と、睨むように視線を送られたことがありました。
どんなにマナーを守って利用していても、不快に感じさせてしまうこともあるんだな、と感じました。
証明書を提出する必要のないキャンプ場もありますが、愛犬の健康と命を守るため、狂犬病の予防注射と混合ワクチンの接種は絶対に済ませていくことをおすすめします!