『穏やかな犬』に育てるコツ・方法5選 その子の性格に合った暮らしの改善を

『穏やかな犬』に育てるコツ・方法5選 その子の性格に合った暮らしの改善を

犬を飼うときに「穏やかな犬に育てたい」と思ったことはありませんか。先天的な性格もありますが、後天的な影響によって性格は大きく変わります。そこで今回は、『穏やかな犬』に育てるコツや方法を紹介します。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

穏やかな犬に育ててさまざまなことを一緒に楽しみたい♡

ドライブに行く犬と家族

犬を飼う人の多くは愛犬と生活を一緒に楽しみたい、穏やかで平和な暮らしを送りたいと考えているでしょう。しかし、育て方によっては警戒心の強い性格になったり、問題行動を頻繁に起こしてしまう犬に育つこともあります。

犬の性格は遺伝的に受け継がれている先天的な性質と、後の生活環境や育て方に影響を受ける後天的な性質が合わさって作り上げられます。

飼い主の接し方や生活環境を改善することで、成長してからも穏やかな犬に性格を変えていくことは可能なので、「穏やかに成長してほしい」と望んでいる方はぜひ接し方や生活環境を見直してみましょう。

『穏やかな犬』に育てるコツ・方法5選

カップルと戯れる犬

穏やかな犬に育てたい場合、どのような接し方や生活環境を整えるべきなのでしょうか。ここでは『穏やかな犬』に育てるコツや方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください♪

1.飼い主が常に穏やかな態度で接する

犬は飼い主の接し方から、後天的な影響を強く受けると言われています。そのため、ガミガミと怒り散らしてしまうと警戒心が強く攻撃的な性格になりやすく、反対に穏やかに接していれば温和な性格に育つ傾向があります。

したがって、穏やかな犬に育てたい場合は、飼い主が常に穏やかな態度で優しく接することを心がけましょう。問題行動にも過剰な反応をするのではなく、穏やかに、冷静に対処することが求められます。

監修ドッグトレーナーによる補足

撫でる時に素早い手の動きを嫌がったり、ちょっと頭を触られるのも苦手だったりと、ほんの些細な動作も犬によっては影響することがあります。

触れるときなど、愛犬がどんな行動から逃げたり嫌がったりしているかを注意深く観察し、見つけたら今後はしないように気をつけてみてください。

2.忍耐強く前向きな姿勢でしつけを行う

褒められる犬

基本的なトレーニングや問題行動に対するしつけなど、上手くいかない時は怒鳴ったり大声を出したりしてしまいがちです。しかし穏やかな犬に育てるためには、辛抱強く前向きな姿勢でトレーニングに取り組みましょう。

失敗しても大声で怒鳴るのではなく、黙々と片付けたり「ダメ」と静かにハッキリと伝える方法を取ります。成功した時には、たくさん褒めてあげることでしつけにメリハリがつきますし、愛犬も安心してトレーニングに向き合いやすくなります。

3.スキンシップを通してたくさん愛情を注ぐ

愛犬を穏やかな犬に育てるためには、飼い主さんに愛されているという実感を持たせてあげることも重要です。スキンシップやその他のコミュニケーションを通して、日々たくさん愛情を注いであげましょう。

撫でたりおもちゃで遊ぶことはもちろん、日常的に褒める機会を増やしたり、アイコンタクトを積極的にとることで「愛されている」「飼い主さんはちゃんと見てくれている」と安心感と信頼を持たせてあげてください。

4.愛犬にとって快適で安心できる生活環境を整える

仰向けで眠る犬

自分にとって快適で安心感のある生活環境は、心の平穏を保つ上でとても重要なポイントですよね。それは犬も同じです。愛犬にとって快適で安心できる生活環境を整え、不要な不安や恐怖心を取り除くことで穏やかに暮らすことにつながります。

  • 室温や湿度を適切に保つ
  • 落ち着いて休める静かなスペースを確保する
  • 犬が怪我につながりやすい要素を排除する
  • 家具が必要最低限に留めて広々とした部屋を意識する

基本的にはこの4点を意識して部屋作りを進めていきましょう。

「ベッドはなるべく四隅に配置する」「人が行き来する場所に愛犬専用のスペースを用意しない」など、愛犬の性格に合わせてより快適に過ごせる環境作りを目指してください。

監修ドッグトレーナーによる補足

トレーニングや問題行動などのしつけを成功させることは簡単ではありません。個体差にもよりますが、年単位の時間を要することも珍しくありません。

人間の子供を育てるのに時間がかかるように、賢いと言われている犬もしつけを成功させるまでには多くの時間が必要となることを理解し、イライラせず諦めずに続けることが大切です。

5.ゆったりと散歩を楽しみながら多くの人や犬と交流する

家にこもりがちで家族としか接する機会がない犬は、他の犬や人と会ったときに不安から攻撃的な態度をとることがあります。反対に他の犬や人と接したり、新しい刺激に触れたりする機会が多い犬は、穏やかで社交的な犬に育つ傾向が見られます。

穏やかで社交的な犬に育てるためには、毎日の散歩でさまざまな刺激に触れることが大切です。ゆったりと散歩を楽しみながら、ぜひ積極的に他の犬との交流を楽しみましょう。

まとめ

犬と老夫婦

いかがでしたか。穏やかな犬に育てるためには、愛犬が安心して過ごせる環境を整えてあげることが最重要です。飼い主や家族も愛犬が心穏やかに暮らせるように接し方を見直し、家族内の雰囲気を明るく穏やかになるよう心がけましょう。

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