愛犬の元気がない…考えられる原因5つ
「なんだかいつもと様子が違う」「普段より元気がない気がする」と愛犬に違和感を覚えることはありませんか。何かの病気なのでは?と不安になりますよね。
ここでは、愛犬の元気がない時に考えられる原因を紹介するので、状況や年齢、近々に起きた環境の変化などを照らし合わせて参考にしてみてください。
1.ストレスを感じている
犬は家族の行動や環境の変化などにとても敏感です。私たちにとっては大きなストレスとならないような出来事でも、犬にとっては強くストレスとなり元気がなく、食欲がなくなるなどの原因になることも大いにあります。
例えば、家族の誰かが家を出て一人暮らしを始めたり、家族の生活スタイルに変化が訪れたり、家族が増えたことで自分への視線が少なくなったり…といった変化に強いストレスを感じる犬は多いようです。
また、過ごしている環境が犬にとって適切でない場合も、大きなストレス要因になります。安心して快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
2.激しい運動後の疲労感
屋外スポーツをしたり、いつもとは違うルートで長めに散歩をしたなど、激しい運動を行った後は、スタミナを多く有する犬であってもしっかり体力を消耗します。そのため、ぐったりと元気がなくなってしまう犬も多いでしょう。
散歩の後に床に伏せるように休んでいる場合は、体調不良などが原因ではなく、単純に体力を回復するためにゆっくり休んでいることがほとんどです。急激な体調の変化が現れないか注意しつつ、そっと見守ってあげましょう。
3.老化による体力などの衰え
すでに高齢期を迎えている犬の場合は、通常の生活を送っているだけでも体力や気力を消耗します。そのため、若い頃に比べると休む時間が多くなることでしょう。
休んでいる時間が長い、眠っている時間が長いという変化の他に、目立った症状が見られない場合は、特に問題視する必要はありません。しかし、体調に異変が見られた場合は、早めに動物病院へ連れて行き診察や検査を受けましょう。
4.怪我を負っている
「今日はいつもより同じ場所に居座っている時間が長い」と感じる場合は、体調になんらかの違和感を覚えている可能性が高いでしょう。
歩く際にいつもとは違う歩き方をしたり、立ちあがろうとしているのに座り込んでしまったりといった変化が見られる時は、どこか怪我をして痛みを感じているのかもしれません。
外傷はないか、触れようとすると嫌がる部分はないかをチェックして、必要に応じてかかりつけの動物病院へ連れていきましょう。
5.体調不良や病気の可能性も
元気がなくぐったりしている他にも症状が見られる場合は、体調不良や病気が隠れている可能性もあります。病気によっては進行が早く、気付いた時には手遅れだった…という状況に陥る恐れもあるため、早めに病院へ連れていきましょう。
また、食事のとり方やストレス、過度な疲労などによって体調を崩している可能性もあります。慢性的にぐったりしている様子が見られる場合は、生活習慣を見直すことも忘れずに。
病院へ連れていく目安は?チェックポイントを解説
元気がなくぐったりしているけれど、休んでいるだけなのか病気や怪我が原因なのかわからない…と悩む飼い主さんも多いでしょう。以下のポイントに1つでも当てはまる場合は、早めにかかりつけの動物病院へ行く必要があります。
- 歩き方に違和感がある
- 同じ場所で長時間ぐったりしている
- 嘔吐や下痢などの症状が見られる
- 元気消失と同時に食欲もない
- 触れようとすると逃げたり嫌がる
これらの異変が見られる場合は、怪我や病気が隠れている可能性があります。診察や検査を通して愛犬の体に異常が見られないか確認してください。
まとめ
いかがでしたか。犬の元気がない時は、心理的な要因やストレス、疲れなど様々な理由が考えられます。しかし、状況によっては怪我や病気が原因で元気を消失している可能性もあるため、心配な時はかかりつけの動物病院に相談しましょう。