犬から人に病気はうつる!注意すべき5つの『人獣共通感染症』と感染経路とは?

犬から人に病気はうつる!注意すべき5つの『人獣共通感染症』と感染経路とは?

皆さんは犬から人に感染する可能性のある『人獣共通感染症』を知っていますか。存在は知っているけれど、感染経路など詳しいことがわからないという方は、この記事を読んでワクチン接種や予防薬の投与、愛犬との接し方などを見直しましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬から人に感染する『人獣共通感染症』に要注意

犬に触れる手

皆さんは『人獣共通感染症』をご存知でしょうか。人と動物の間に共通する病原体が感染することによって、人間と動物両方がお互いに感染する可能性のある病気です。

身近なペットなどで想像することが難しいと思う方もいると思いますが、近年も犬や猫などのペットから感染してしまった飼い主の事例が報告されているので、ペットを飼っている人はもちろん、すべての人が注意しなければなりません。

注意すべき5つの『人獣共通感染症』と感染経路

診察される犬

では、犬から人にうつる可能性のある『人獣共通感染症』には、どのような感染症が含まれるのでしょうか。ここでは注意すべき『人獣共通感染症』と、感染経路について紹介します。

1.狂犬病

犬に関わる人獣共通感染症として、最も広く知られている感染症が『狂犬病』です。現在は犬を飼っている全ての飼い主さんに、年に1回の狂犬病予防ワクチン接種が義務付けられているので、基本的には心配は入りません。

しかし予防ワクチンを接種していない場合、犬が狂犬病を患ってしまう可能性があり、その場合、飼い主に感染してしまう事例も報告されています。致死率が非常に高く危険な病気なので、絶対にワクチン接種を受けるようにしましょう。

2.SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

マダニ

2012年に初めて日本国内で確認されたSFTS(重症熱性血小板減少症候群)にも注意が必要です。この感染症はマダニを介して感染してしまうため、夏場はもちろん冬場でも草むらなどで愛犬がマダニから感染してしまう恐れがあります。

もしも犬から人へと感染してしまった場合、発熱症状や白血球、血小板の減少、肝酵素の上昇などの症状が見られます。非常に危険な症状なので、なるべく草むらには近づかないなど、マダニに咬まれないような対策が必要です。

3.レプトスピラ症

レプトスピラ症は、野生のネズミなどから犬や猫などに感染する可能性が高く、レプトスピラ菌という細菌が感染することによって発症する人獣共通感染症です。

犬から人へは排泄物を通して感染してしまう事例が多く、感染した犬は黄疸症状が見られたり、腎障害などによって高確率で死亡してしまうと言われています。

こちらはワクチン接種で予防が可能なので任意のワクチンではありますが、生活環境に応じて3年に1度、あるいは毎年接種するようにしましょう。

4.回虫・瓜実条虫

駆虫薬

回虫・瓜実条虫という寄生虫の感染は、犬によく見られます。珍しい病気ではありませんが、下痢や軟便の原因になるので、気づいた際は早めに対処してあげる必要があります。

汚染された環境や他の犬の糞などから感染するケースが多く、感染した犬の排泄物などを触ることで人へも感染してしまいます。人が感染した場合、眼や内臓にも症状が現れる危険性があるので、駆虫薬によって予防対策を行いましょう。

5.皮膚糸状菌症

子犬によく見られる感染症に『皮膚糸状菌症』があります。犬から人へ、あるいは人から犬へ感染してしまう事例が多く報告されています。

主な症状は脱毛や皮膚の痒み、フケなどです。症状は犬も人も同様なので、飼い主、愛犬共に同じような症状が見られたら早めに病院で診察を受けましょう。

まとめ

診察される犬

いかがでしたか。犬から人へ感染症がうつってしまうと、愛犬・飼い主共に健康被害を受けたり、最悪の場合、命の危険も考えられます。必ず推奨されているワクチン接種や駆虫薬の投与は行い、生活環境にも気を配りましょう。

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