【不思議】犬が固まって動かない!4つの心理と注意すべき症状とは?

【不思議】犬が固まって動かない!4つの心理と注意すべき症状とは?

この記事では、犬が固まって動かなくなる時の心理をご紹介します。なぜ犬は動かなくなるのかや注意すべき症状についても解説しますので参考にしてください。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬が固まって動かない時の4つの心理

椅子の下にうつむいて座る犬

いつも元気に動いている愛犬が、突然ピタっ!と固まって動かなくなることはありませんか?

愛犬が動かなくなると、とても心配ですよね。なぜ犬は固まって動かなくなることがあるのでしょうか。

犬が固まって動かないときに考えられる犬の心理についてご紹介します。

1.怖い

犬は身の回りに怖いものが現れると、固まって動かなくなることがあります。怖いものは犬によって異なりますが、初めて見る物や知らない人、雷や花火の音などを怖がる犬が特に多いでしょう。

恐怖で動けなくなっている犬は尻尾や耳が垂れ下がって身を低くし、表情も固くなっているはずです。愛犬が怖がっていたら、優しく撫でて声をかけ安心させてください。

2.警戒している

犬は知らない物や人に警戒すると、ピタ!っと固まって動かなくなることがあります。この時の犬は相手がどんな存在なのか集中して観察しているため、体が固くなってしまうのです。

もし知らない犬があなたにこのような体勢を取っていたら、噛まれる可能性があるので不用意に触ろうとするのはやめましょう。

3.拒否の気持ちを示している

散歩の時に愛犬が途中で固まって動かなくなったことはありませんか?

リードを引っ張っても、「行くよ!」と声をかけても動こうとしない愛犬に困り果てた経験がある飼い主さんはきっと多いでしょう。

この行動は犬からの「そっちへは行きたくない」、もしくは「もう歩きたくない」という意思表示です。

犬によって散歩で固まってしまう理由はさまざまなので、愛犬がなにを嫌がっているのか見極めてルートを変えるなど適切に対応しなくてはいけません。

4.病気やケガで痛みがある

愛犬が動かない時は、病気やケガの可能性も考えましょう。

犬は手足に痛みがあると動こうとしなくなりますし、病気が悪化してお腹などの痛みが強くなると丸まって動かなくなることがあります。

本能的に犬は痛みがあっても隠そうとするので、愛犬が寝たまま動かないなど少しでも異変を感じたら早めに動物病院へ連れていきましょう。

犬が固まって動かない時に注意すべき症状

ソファーで横になるミニチュアピンシャー

犬が固まって動かなくなる病気の一つに「てんかん」があります。

犬のてんかんは、突然前足をピンと伸ばした状態のまま倒れて痙攣発作を起こすのが特徴です。失禁することもあります。

てんかん発作は数分で自然とおさまることがほとんどですが、発作の時間が長くなると脳へダメージが残るケースもあるので注意が必要です。

てんかんは外部からの刺激が痙攣を誘発させる恐れがあるため、愛犬が発作を起こしても触ったり声をかけたりせず、頭を強く打たないようにだけ気を配って見守りましょう。

発作が落ち着いてから動物病院へ連れて行ってください。獣医に症状を説明するために、発作が何分続いたのかなどメモしたり、動画を撮っておくのがオススメです。

てんかん発作は脳腫瘍など脳の病気が原因である場合も考えられるため、動物病院へは必ず行くようにしましょう。

まとめ

窓の前で身を低くする子犬

愛犬が突然固まって動かなくなったら、なにが原因なのかまず考えてみてください。

原因がなんであれ、犬が動かなくなる時は何らかのストレスを感じていることは間違いありませんので、優しく声をかけて安心させてあげると良いでしょう。

痛みや痙攣があるようであれば、すぐに動物病院で診察を受けてください。愛犬の様子をよく観察し、適切な対応をするようにしてくださいね。

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