適度な運動は大切!でも過度な体力消耗には注意
犬にとっても人にとっても適度な運動は、健康を維持する上で重要です。しかし、激しすぎる運動をさせてしまうと体力を過度に消耗してしまい、免疫力を下げて体調不良につながる恐れがあります。
愛犬と散歩しているときや屋外で運動しているときなど、明らかに疲れた様子を見せているときは、無理をさせずに休憩を挟んだり運動を終わらせて家に連れて帰るなど適切な対応をとりましょう。
犬が見せる『異常に疲れているとき』のサイン5選
ここでは、犬が異常に疲れているときに見せるサインを紹介します。以下のようなサインが見られたら、運動のし過ぎなどによって体力を消耗しているサインなので、すぐに休ませてあげてください。
1.顔から表情がなくなり目が虚ろ
犬は異常に疲れると表情の変化が明らかになくなります。いつもは人間ほど豊かではなくともさまざまな表情を見せてくれる犬たちですが、疲れすぎると表情を変える気力もないため覇気がなくなる傾向が見られます。
また、目が虚ろになり徐々に眠そうに閉じてしまったり、ウトウトと気力を失ったようにボーッとどこを見ているかわからない目をすることが多いようです。
2.歩き方や動き方にキレや快活さがなくなる
散歩中に異常なほど疲れてしまったときは、先ほどまで快活に楽しそうに歩いていた犬も、歩き方や動き方にキレや軽快さがなくなります。
歩き方がゆっくりと遅くなったり、方向転換する時もフラ〜っと自分の意思があまり反映されていないようなヌルッとした動き方になることがあります。
3.地面に体やお尻を完全につけて座り込んでしまう
「もう疲れた…動けないよ」というときは、歩く気力も体力も無くなってしまうため、地面に体全体をベタッとつけるようにして伏せてしまったり、お尻をぺたんとその場につけて座り込んでしまいます。
同時に、他の疲れているときのサインを見せていることがあるので、このような状態に陥ってしまった場合は無理をさせず、可能ならば抱っこして連れて帰ってあげましょう。
4.呼吸が荒くなったり速くなったりする
犬は異常に疲れているとき、呼吸に変化が見られることが往々にしてあります。呼吸が明らかに「ハァッハァッ」と音が出るほど荒くなったり、呼吸の回数が多く速くなったりします。
よだれが大量に出ていたり舌や唇の色が変色しているときは、熱中症や脱水症状、チアノーゼなどの疑いがあります。非常に危険な状態なので、すぐに休憩し水分補給させて後ほど病院で症状を診てもらいましょう。
5.食べたり遊んだりする気力もない
散歩から帰ってきた後、ごはんを見せても食べようとせずに床に伏せたまま動かなかったり、遊んだり飼い主を追いかける気力もないということはありませんか。
これも犬が異常に疲れているときに見せるサインの1つです。無理に食べさせる必要はないので、ゆっくり体力を回復できるように休みやすい環境を整えてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が異常に疲れているときのサインを見せている場合は、早めにゆっくり快適に休める環境を整えてあげてください。その後も食欲不振や気力消耗などが続くようであれば、一度かかりつけの動物病院に相談してみましょう。