犬にとっての飼い主とは
犬はもともと群れの仲間達と生活していた野生動物です。犬の習性を考えると飼い主さんの存在は、母犬や群れの仲間のようなもの。
犬が野生動物であったころ仲間の存在は生き抜くため、また繁殖のためには絶対不可欠で共に協力し合う大切な存在でした。今の犬にとっても飼い主さんとはとても大切な存在であると共に、安全と安心を与えてほしいと願っているはず。
犬種や個体によって性格は異なるものの、飼い主さんに対して忠実で愛情深い犬は多いはず。愛犬が大好きな飼い主さんと「一緒にしたい!」と感じていることを探り、たくさんスキンシップをとることで絆も深まるかもしれません!
絆を深めることは、愛犬にとっても飼い主さんにとってもとても幸せなこと。愛犬の気持ちを探っていきましょう。
犬が『飼い主と一 緒にしたい!』と思っている3つのこと♡
1.一緒に遊びたい
みなさんの愛犬は、毎日元気に遊んでいますか?飼い主さんと一緒に遊ぶことも愛犬が望んでいる「一緒にしたいこと!」のひとつ。
安全性の高いオモチャを与えて愛犬だけで遊んでもらうのも良いことですが、飼い主さんが一緒に遊んでくれることは、犬にとって嬉しい褒美にもなるのです。
犬にとって「遊ぶ」というこはただ単純に楽しいだけでなく、本能が満たされたりストレス発散にも繋がります。また、飼い主さんも「愛犬と一緒に遊べて楽しい!」という気持で遊んであげると絆も生まれるもの。
犬は褒められることに喜びを感じる生き物なので、遊びの最中に簡単なトレーニングを組み込んで、犬が良い行動をとった時に「偉いね!」「お利口だね!」などの褒め言葉をかけながら遊んであげると、更に喜んでくれます。絆も深まる良いコミュニケーションのひとつです。
2.一緒に寛ぎたい
犬はいつっだって飼い主さんのそばにいたいもの。のんびりリラックスタイムも、飼い主さんに寄り添っていたいと願っている犬が多いはず。
忙しく家事をこないしている飼い主さんがちょっとでも座ると、すぐに近寄ってきて隣に座ったり、体の一部にアゴを乗せてくることはありませんか?ずっと飼い主さんの行動を目で追っていて、チャンスがあれば少しでも一緒にのんびりしたいのかもしれません。
犬は集団行動を好む習性がるので、一緒に過ごすことが出来ない時間でも寂しさを感じることがないように、愛犬が休む場所はリビングなど飼い主さんの気配を感じる場所にスペースを作ってあげましょう。
3.一緒に寝たい
就寝時間になると「飼い主さんと一緒に寝たい!」と言わんばかりに、お布団にもぐり込んでくる犬もいるのではないでしょうか。
犬は野生動物であったころ仲間達と体を寄せ合って寝る習性があったこと、また大好きな飼い主さんに甘えたいという気持から、一緒に寝たがることが多いようです。
大好きな飼い主さんの体温やニオイを感じながら寝ることは、幸せであると共にとても安心できるよう。とくに甘えん坊な性格の犬は一度でも一緒に寝ると、その後も毎晩のように一緒に寝たがる傾向があります。
愛犬と絆を深めるスキンシップや愛情表現
愛犬との絆を深めるには愛犬の気持ちを理解することも大切ですが、飼い主さんの愛情を伝えることも重要です。
犬は飼い主さんの声のトーンや表情などから、感情を読み取ることが得意な生き物。遊ぶ時やお世話をする時は気持ちを込めて接することが基本になります。
「面倒くさいな」と思いながら遊んだり、毎日なんとなくお世話をしていると愛犬は悲しい気持ちになってしまうので気をつけましょう。
愛犬に気持ちを伝える時のポイントは、笑顔と優しい声がけです。愛犬が安心できるよう笑顔で優しくスキンシップをとりましょう。
具体的には撫でる、笑顔で褒める、マッサージをしてあげるなど。マッサージは愛犬が喜んでくれる部位を見つけて、力を入れずに優しくさすったり揉んであげましょう。
犬が心地良いと感じてくれるポイントは個体差はあるものの、自分で掻いたり舐めたりできない部位が多くなります。
眉間や頭、胸などは喜んでくれる犬が多いはず。また犬は見上げる姿勢をとっていることが多いので、首が凝りやすくなっています。首まわりや耳の周辺、肩甲骨も心地良いポイントになります。
まとめ
人に飼われている犬にとって飼い主さんの存在は、圧倒的に大きいなものになります。愛犬を笑顔にすることも悲しませてしまうことも、飼い主さんの接し方や態度が影響してしまうのです。
愛犬に安心と幸せを感じてもらうためにも、たくさんスキンシップをとり優しい笑顔で愛情を伝えていきましょう。