夏場は脱水症状に要注意!水分を多めに用意して
夏になると気温が高くなることで、体温も上昇しやすくなります。そのため、熱中症や脱水症状に気をつけなければなりません。
犬は人間よりも体温調節が難しいため、熱中症や脱水症状には十分に気をつける必要があります。飼い主さんは室温の調節や散歩時間の変更、水分を多めに用意するなど、夏ならではの配慮をしてあげましょう。
犬の水分補給で気をつけて!水分補給におけるNGな勘違い
夏場はいつもより多めに水分補給する必要があります。愛犬に水を与える際、間違った与え方をしていると、かえって体調不良の原因になってしまうので気をつけましょう。ここでは水分補給におけるNGな勘違いを紹介します。
1.冷たい冷水を与える
夏場は暑いからと冷やした冷水や氷水を与えてはいませんか。私たち人間の胃腸は比較的耐性があるので冷たい水を飲んでも問題ありませんが、犬は基本的に冷たい水を飲むとお腹を壊してしまう恐れがあります。
胃腸に強い刺激を与えてしまい、下痢や腹痛の原因となってしまう恐れがあり、食欲不振や脱水症状につながってしまう危険性も考えられます。冷たい水を与えることは控え、常温水を与えてあげましょう。
2.人間用のミネラルウォーターを与える
「愛犬には良いものを与えたい」という善意から、人間が飲むミネラルウォーターを与えてしまう飼い主さんがいます。しかし日本の水道水は、殺菌処理されていますし軟水なので安心です。
反対にミネラルウォーターの中には、ミネラルが豊富に含まれており硬水タイプの水もあります。硬水は犬の下痢の原因になりやすいですし、何より犬は硬水に慣れていないため、水を飲まなくなってしまう恐れがあります。
3.牛乳や炭酸水などの水以外の飲料を与える
なかなか水を飲んでくれないからと水以外の飲料を与えることは基本的に避けてください。炭酸水は犬にとって刺激が強いですし、牛乳は胃腸に負担をかけてしまい下痢や腹痛の原因となってしまいます。
そのため、犬に与える水分は水道水のみにし、水分を摂ってくれない時は犬用の粉末状スープなどを活用して水分補給させてあげましょう。
犬に水を与える際に知っておくべきポイント
犬も脱水症状に陥らないよう、適度に水分補給することが推奨されています。犬に水を与える際には、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 常温の水を与える
- 1日の目安摂取量は体重1kg当たり約50〜60ml
先にお話ししたように冷たい水はお腹を壊す恐れがあるため、冷水ではなく常温の水を与えてあげてください。
また1日の水分摂取量の目安は、体重1kg当たり50〜60mlと言われています。4kgの小型犬であれば200〜240ml、10kgの中型犬ならば500〜600ml、30kgの大型犬であれば1500〜1800mlが目安となります。
まとめ
夏場は犬も飼い主も水分補給が重要となります。しかし間違った与え方をしてしまうと、体調不良や食欲不振、脱水症状を引き起こす原因となるので、必ず犬に適した温度の水を与えてあげましょう。