愛犬が飼い主を怖がってしまう理由
普段は元気いっぱいな愛犬が、突然震えたり物陰に隠れたりして怯え始めたことはありませんか?
犬が突然怯え始める時は、遠くで鳴っている雷や怪しい物音などが原因であることが多いのですが、時には飼い主であるあなた自身が原因になっていることもあります。
ここでは『愛犬が飼い主を突然怖がってしまう理由』をご紹介しますので、思い当たるものがないかチェックしてみてください。
1.犬が嫌がる音を出してしまった
犬は、飼い主がたてた音に怯えてしまうことがあります。
物を落とした時の「ガシャン!」という大きな音や、ドライヤーや掃除機の「ゴォー!」や「ブオオオオン!」といった音が犬は大の苦手です。
飼い主には悪意がなくても、犬は「ご主人が怖い音を出している」と思って怖がってしまいます。
2.髪型や服装を変えた
美容院で髪型を変えて帰宅したら、愛犬に吠えられてしまったという経験はありませんか?
犬は視力があまりよくありませんが、まったく見えていないわけではありません。人間でいえば0.1~0.2程度の視力があり、飼い主の姿をぼんやりと認識しています。
髪型や服装を大きく変えるといつもと違うシルエットになり、犬が飼い主だとわからずに驚いて怖がってしまうことがあるのです。
3.外出しようとした
お留守番が苦手な犬の場合、飼い主が外出しようとすると不安になって怯えてしまうことがあります。
多くの人は外出前にカバンを持ったり、鍵をジャラジャラさせるなど毎回同じ行動パターンをしがちです。犬は飼い主のことをよく観察しているので、たまたま鍵の音が鳴っただけでも、「ご主人がいなくなってしまう」と怯えてしまいます。
特に、飼い主と離れると強いストレスを感じてしまう「分離不安症」の犬はこの傾向が強いでしょう。
愛犬が飼い主を怖がっている時にすべき原因別の対処法
ここからは、愛犬が飼い主に怯えている時の対処法を、原因別にご紹介します。
飼い主がたてた音に怯えている場合
愛犬があなたの出した音に驚いて怖がってしまった場合は、「ごめんね、ビックリしたね。もう大丈夫だよ」などと優しく声をかけて安心させてあげましょう。
飼い主が慌ててしまうと愛犬にも不安が伝わるので、冷静に対処することが大切です。
髪型や服装を変えた飼い主に怯えている場合
髪型や服装を変えた飼い主を警戒して怖がっている時は、愛犬に匂いを嗅がせて飼い主だということに気づかせてあげてください。見た目が変わっても、犬は体臭によって飼い主を判別することができます。
匂いを嗅がせれば、知らない人だと勘違いして震えていた愛犬も「な~んだご主人か!」と安心するはずですよ。
お留守番を察して怯えている場合
飼い主の外出を察知して不安になる分離不安気味の犬には、お留守番の練習が必要です。まずは短い時間から飼い主と離れることに慣れていかねばなりません。
分離不安の改善には時間がかかりますが、愛犬がストレスなくお留守番できるように根気強く練習していきましょう。
また、愛犬がお留守番を察知しないように、飼い主が行動パターンを変えることも意識してみてください。
まとめ
愛犬が突然怯え始めたら、まずはなぜ怯えているのか原因を考えてみましょう。もし飼い主の行動に恐怖を感じているようなら、ご紹介した対処法を試してみてください。
正しく対処すれば、犬も次第に落ち着いてくれるはずです。愛犬の気持ちに寄り添って不安を取り除いてあげてくださいね。