犬好き男性にはツライ?
駆け引き
駐車した車の下に隠れている犬の保護依頼で、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws が現場を訪れると、すぐに犬を見つけました。
男性の保護団体リーダーが近づくと犬はうなり始め、さらに吠え出しましたが、食べ物をちぎって投げてみると、犬はすぐに口にします。幸先よし。
思い切って手を車の下に差し入れて食べ物を与えると、犬は急いで食べますが、手で触られるのはイヤ、と意思表示します。
そして食べ物に夢中な犬の首に、ジェントル・スネアと呼ぶ長い取っ手のついた輪をひっかけることに成功しました。
…ですが惜しい!犬は後退して輪が抜けてしまいます。
警戒する犬をなだめること数分、ついに素手から直接食べ物を受け取ってくれました。よく見ればシッポを振っています。そして徐々に遊びモードに入っている様子。
でもジェントル・スネアの役割を知ってしまったこの子に、同じ手はもう使えないようです。賢いですよね。
いったんは逃げてしまったように見えますが、さらに寄ってきてくれました。シッポもブンブン振っています。
でも、やはり安全な距離を保ったまま。
女性の助っ人登場で一気に解決
通報してくれた女性が、応援に来てくれました。
するとどうでしょう!犬はシッポを振って女性にあいさつに出てきましたよ。犬が好きな男性にはちょっと寂しい現実、男性に警戒心を持つ犬がいるものです。
「驚いた。僕を呼ばなくてもよかったんじゃない?」なんて、つい冗談も言ってしまいます。
犬は女性の足元にすり寄ってきました。相変わらずシッポをフリフリ、ちょっと迷いながらも女性の前に座りました。
そして女性はリードをすんなり犬に装着。犬はそれを待っていたかのようです。
リードを装着された犬は…喜んでます!なんだか安心したんですね。リーダーが「あなた職員に採用!」と冗談を言える保護活動でした。
もう犬は男性リーダーにもなついてきます。緊張の糸が一気にほぐれたという感じ。
ここでリーダーが犬を抱きながら解説。
「この子はケージに入れて運びますね。きっと運転中、ひざに乗ってくるタイプだと思うんですよ。でもね、万一事故があった時、エアバッグが開くと犬は(押しつぶされて)命を落としてしまうんです。ひざに乗せて運転する人がいますけど、その危険を考えないとね。」
ケア
「ベラ」と名づけた犬のベタベタの体毛をバリカンで借り落とし、シャワーです。
ベラはすっかり人を信頼してくれている様子です。
それから
ふわふわ真っ白によみがえったベラは、人が大好きな子でした。
動画では里親募集中!ですが、きっともうすでに幸せな里子生活を送っているような気がします。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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