愛犬が飼い主に気を遣っている時に見せる健気な行動
犬も人間のように気を遣うことがあるようです。では、自分の飼い主に対してはどのような行動で気を遣うのでしょうか。
1.距離を置いて目の前に座る
愛犬が距離を置いて目の前に座るのは、飼い主に気を遣っている時に見せる健気な行動です。
愛犬が(もしかして私のこと忘れてる?)と感じるほど飼い主が忙しく家事をしている時、ゲームや読書など趣味に没頭している時など、「今は邪魔をせずにいい子で待っていよう」という心理なのではないでしょうか。
距離を置いて座るのは飼い主への気遣いなのですが、目の前に座るのは、やはり自分の存在を少しでもアピールしたい気持ちがあるのではないかと思います。
2.ケージやクレートの中で休む
愛犬がケージやクレートの中で休むのは、飼い主に気を遣っている時に見せる健気な行動です。
飼い主がひどく疲れている時、元気がない時、悲しんでいる時など、「私はここにいるから気にせずゆっくりしてね」という心理なのではないでしょうか。
自分の感情に浸りたい時だって、やっぱり愛犬の様子が気になるものですよね。そんな時、ケージやクレートの中で休んでいてくれたら、しばらく放っておいても大丈夫かな…と、安心していられるのではないでしょうか。
そんな飼い主の気持ちを愛犬はよく理解してくれていると思います。
3.おしりをくっつけて座る
愛犬がおしりをくっつけて座るのは、飼い主に気を遣っている時に見せる健気な行動です。
飼い主のそばにいたい!甘えたい!というのが本心なのですが、「今、飼い主さんはそんな気分ではなさそうだから…」という心理なのではないでしょうか。
おしりをくっつけてくる行動には、(大丈夫だよ、安心してね)という気持ちも込められていることがあります。飼い主のネガティブな感情を読み取っているのだと思います。
4.芸をして見せてくれる
愛犬が芸をして見せてくれるのは、飼い主に気を遣っている時に見せる健気な行動です。
指示をしなくても芸を見せてくれるのは、「何としてでも飼い主さんを元気づけてあげたい!」という心理なのではないでしょうか。
芸をすると飼い主が喜んでくれること、笑ってくれること、楽しんでくれることを愛犬はよく理解しています。ただご褒美のおやつがほしいからと芸をするわけではないのです。
愛犬が飼い主に気を遣うデメリットはある?
飼い主としては、愛犬に気を遣わせているなんて申し訳ない…という感情になるのではないでしょうか。
愛犬が気を遣うと分かっていて、どうしてネガティブな感情を見せてしまったんだろう…と、反省することもありますよね。
犬が飼い主に気を遣う時、小さなストレスを感じていることがあります。愛犬の心の疲れにもなってしまうことがあります。
飼い主の感情に対して敏感な性格・臆病な性格・不安になりやすい性格の犬である場合、飼い主に気を遣うことで精神的な疲れを日々感じているかもしれません。
では、気遣い屋さんな愛犬のために、飼い主としてどのように振る舞うべきなのでしょうか。
それは、「ありがとう」「大丈夫だよ」「元気だよ」と伝えてあげることです。
愛犬が自分のために気を遣ってくれた時は、感謝の気持ちを言葉にして伝えることが大事なのではないでしょうか。「ごめんね」は言わない方が、愛犬は喜んでくれると思います。
まとめ
愛犬が飼い主に気を遣っている時に見せる健気な行動を4つ解説しました。
- 距離を置いて目の前に座る
- ケージやクレートの中で休む
- おしりをくっつけて座る
- 芸をして見せてくれる
愛犬が飼い主に気を遣うのは、飼い主の気持ちをよく理解しているからです。感情を読み取り、そっと寄り添うことができるのは、飼い主への愛情と信頼があるからです。
気を遣わせて悪いなと思うのではなく、「気持ちに気づいてくれてありがとう」と感謝する気持ちを大切にしましょう。