愛犬が心身ともに健やかに過ごすために気を付けたいことや暮らしのコツ
犬たちを家族に迎えたら、日々健康に過ごしてほしいものですよね。そのために、子犬のうちから気を付けたいことや暮らしのコツを挙げてみましょう。
1.毎日の健康チェックをする
犬たちは身体に何らかの不調があっても言葉で説明することはできません。飼い主がきちんとチェックし、把握してあげることが大切です。しかし毎日改めて隅から隅までチェックするのはとても難しいですよね。
そのため、毎日必ず犬の身体に触れることから始めてみましょう。元気や食欲の有無、排泄の状態、ブラッシング時の皮膚や被毛チェックだけでも、犬の体調の細かい変化やちょっとした差などが分かるようになります。毎日触れ合うことが大切なんですね。
2.食事に気を付ける
人間も健康な体作りに食事は欠かせません。犬も同様で、健康な体を維持するためには食事はとても大切です。
特別なアレルギーなどが無い場合、多くの犬たちが「総合栄養食」という記載があるドッグフードを食べているのではないでしょうか。こちらはその名の通り、犬のための栄養バランスを整えたフードです。ライフステージ、体重、体格、体質に合わせたものを選べますので、適切なものを選ぶようにしましょう。
また飼い主さんの中には、手作り食にこだわる方もいらっしゃるでしょう。手作り食はドライフードに比べると栄養が偏りやすい傾向があるので、ビタミンやタンパク質、脂質のバランスが取れるように細かい調整が必要です。
近年ではアレルギーで困っている犬と飼い主さんも多いようです。ペットフードを選ぶ際は原材料やタンパク質の種類などを必ずチェックし、酷い場合は療法食などを利用するなどアレルギーが発症しないものを選んであげましょう。
3.適度な運動をする
「運動」と聞くと、体を動かすことに気を取られがちですが、こちらは頭の運動も含みます。犬の個性に合わせた運動量を確保できるお散歩の仕方や、一緒に頭を使って触れ合える遊びなどをしてあげると犬たちのストレス解消にもなりますし、脳への新しい刺激となります。
特に小型犬の場合、小さいからといってお散歩の量が足りていないことがあるので毎日しっかり歩かせてあげることも大切です。たまに違う道を歩いたり、公園で運動をしたりするのもいいですね。
4.事故や病気の予防をする
動物病院で定期的な健康診断を受けたり、必要な各種ワクチンを打ったりすることは病気の予防のためにとても大切です。病気も早期発見であれば治療をして完治する可能性も上がります。公衆衛生の観点からも、狂犬病やそのほかの感染症のワクチン、ノミ・ダニ駆除はしっかり行いましょう。
また、室内外における事故をあらかじめ防止することが大切です。滑りやすい床にマットを敷いて滑りにくく(転びにくく)したり、段差を解消させたりして犬たちの生活環境を整えることや、小さすぎるおもちゃや尖ったおもちゃなどを与えないなど、日常の小さな事故を起こさないように注意してあげましょう。
犬の体に傷をつけたくない、と避妊・去勢の手術を避ける方もいるようですが、この手術をすることで犬が将来、卵巣や子宮、精巣の病気をしなくなるというメリットもあります。
とくに雌の場合は、高齢になると子宮の中に膿がたまる子宮蓄膿症という病気になりやすくなりますが、避妊手術をしているとそれを避けることができます。
まとめ
今回は、愛犬が心身ともに健やかに過ごすための「健康法」と意識すべき暮らしのコツをご紹介しました。
今回紹介した以外にも、「我が家の犬にはこんなことをしている」というご家庭ごとの健康法やコツもあるかもしれませんね。
どれほど対策をしても事故・病気のリスクがゼロになることはありませんが、少しでも長生きしてもらえるように気を付けていきましょうね。