愛犬が飼い主を遊びに誘っている時に見せる行動や仕草
遊ぶのが大好きな犬は、飼い主を誘うチャンスを1日中伺っています。あなたの愛犬はどんな行動や仕草で遊びに誘ってきますか？
遊びに誘う行動や仕草から犬の心理状況を伺うことができるので、この機会に愛犬がどのように誘っているかを改めて観察し直す機会にしてください。
1.おもちゃを口にくわえて持ってくる
犬の行動でよく見かける光景といえば、おもちゃを口にくわえて持ってくる姿です。ボールや人形などお気に入りのおもちゃを口にくわえてきたかと思えば、そのまま見つめてくる犬もいますよね！
思わずキュン！とさせられる犬の行動ですが、遊んで欲しい気持ちが十分伝わってくるかと思います。ボールを投げて欲しい犬であれば、口から渡してくるでしょう。
しかし、「ちょうだい」と言っても口から離さないどころか、またダッシュで走って行く犬もいますよね。それは、おもちゃを取られないように逃げるという遊びを楽しんでいるのかと思います。
もし口にくわえたまま「ウー」と唸ってしまい、良くないテンションになってしまう場合は、一旦その場を離れて冷静にさせましょう。おやつなどのご褒美と引き換えに「ちょうだい」を教えることで、噛み癖を回避することができるようになります。
2.前足でちょいちょいしてくる
こんな行動を目にすることはありませんか？それは、前足でちょいちょいと触ってくる犬の行動です。まるで人間が「ねえねえ」としているように見えるこの犬の行動は、遊びに誘うというよりも、「かまってほしい」という心理状況の方が近いでしょう。
静かに誘ってくる愛犬の行動に、思わずグッとくる人もいるのではないでしょうか？「忙しい飼い主の邪魔をしないように」という愛犬の気持ちを感じたなら、ぜひ要望に応えてあげてみてください。
3.おもちゃを目の前に置く
先ほどおもちゃを口にくわえて持ってくる犬のお話をしましたが、そのおもちゃを目の前に置く犬もいますよね。それも、おもちゃを口からポトッと落とすような行動を見せる犬もいます。
とてもわかりやすい犬の行動に、思わずクスッと笑ってしまうでしょう。おもちゃをくわえる犬の行動には、「一緒に遊びたい」「お気に入りを見せたい」などさまざまな心理が隠れています。
帰宅するたびにおもちゃを持ってくる犬もたくさんいますが、それは興奮を抑えようとしている行動かもしれません。愛犬の行動にはどんな心理が隠れているのか、観察をしながら考えてみましょう。
4.遠くからじっと見つめてくる
遊びに誘いたい時に、こんな行動を取る犬もいます。それは、飼い主の姿を遠くからじっと見つめるというものです。
これはおそらく、遊びに誘いたいけど遠慮した気持ちがある、または誘っても断られた経験があるから離れた場所から見つめているのでしょう。
もし窓の外と飼い主の顔を行ったり来たりしているのなら、外へ連れて行って欲しいという訴えがある可能性があります。
5.プレイバウを見せてくる
最後にご紹介するのが「プレイバウ」という犬の行動です。プレイバウは、上体を低くしてお尻を高く上げるポーズです。犬が遊びに誘う際の仕草や行動として有名ですね。
プレイバウをしながら吠えてくる犬もいたり、尻尾を振りながら誘ってくる犬もいたり行動はさまざまです。全身を使って「遊ぼうよ！」と遊びに誘っています。
犬がしつこく遊びに誘う時の対処法
愛犬からの誘いは嬉しくても、いつでも付き合ってあげられる訳ではないですよね。
何度も犬がしつこく遊びに誘う時は、犬の気持ちを考えつつ次の対処法をお試しください。
忙しい時は一切スルー
まず、犬からの誘いに毎回応じることはありません。犬の要求にいつも応えてしまうと、わがままが当然と勘違いさせてしまうことがあります。
忙しい時に愛犬から誘われても、それは一切スルーをしてしまいましょう。中途半端にかまったり、「今は忙しいからダメ！」などと叱ったりすれば、犬は悲しい気持ちになります。
遊びに付き合えない時はスルーをしてしまった方が、愛犬のためになるでしょう。そして、飼い主側から遊びに誘うことで、犬の要求が助長するのを防ぐことができます。
1日1時間は遊ぶようにする
犬がしつこく遊びに誘うのは、飼い主に対して不満やストレスを感じている可能性があります。
遊ぶ時間が足りないと感じた人は、ぜひ1日1時間ほど愛犬と遊ぶ時間を設けてください。散歩を含めて遊ぶ時間を設けることで、運動不足解消にもつながります。
まとめ
愛犬が遊びに誘う際の仕草や行動は、どれも飼い主の心をキュン！とさせるものばかりです。
しかし、もしいつもと違う誘い方をしてきたら、その理由や心理状況を探ってみましょう。「遊びたい」以外の要求があるのかもしれません。
愛犬と遊ぶ時間を設けるのはなかなか大変ですが、大切なふれあい時間なので、ぜひ誘いに応じてあげてくださいね。
