愛犬と自宅で楽しめる水遊び
暑い夏に外出できなくても、自宅で楽しめる水遊びにはどのようなものがあるのでしょうか。
お風呂で水遊び
自宅のお風呂のシャワーを冷水にして遊ぶのは簡単でおすすめです。遊んだあとはそのままシャンプーすることができ、戸締りさえしっかりしていれば周囲に迷惑もかからずにすみます。
庭やベランダで水遊び
広い庭やベランダがある家なら、園芸用のホースやジョウロで水遊びをしてみましょう。犬は外で日光を浴びるのが大好きですし、水が好きな犬なら喜んでくれます。
プールで水遊び
自宅に犬が入れる大きなプールがあれば、庭やベランダで水を溜めて遊んでみましょう。泳ぐことが好きな犬なら楽しく遊べます。
愛犬と自宅で水遊びを楽しむ際の注意点
ではここからは、愛犬と自宅で水遊びを楽しむ際に注意すべきポイントについて解説します。
1.近所に水や毛を飛ばさない
庭やベランダで水遊びをする際には、近所の洗濯物や通行人に水がかからないよう注意をしてください。
塀やタープなどで囲まれた場所で遊ぶ、使ったタオルは毛が飛ばない場所で干すなど配慮が必要です。
2.熱中症に注意する
水に浸かっているのだから大丈夫と思いがちですが、日差しが強い日には熱中症になる危険性があります。
遊んでいてある程度時間が経ったら休憩をし、こまめに水分補給をしてください。
3.遊んだあとは被毛を乾かす
水遊びをした後に体を濡れたままにしておくと皮膚病の原因になります。ジメジメした季節には細菌が繁殖しやすいので、皮膚の弱い犬は特に炎症を起こしやすいです。
また、遊び始めたときは暑くても、濡れた体を涼しい場所で放置しておくと急激に体温が下がり、低体温症を引き起こすことがあります。
遊んだあとにシャンプーはしなくても、タオルやドライヤーで被毛をしっかり乾かしてください。
4.犬から目を離さない
初めての水遊びでは怖がる犬も多いです。まずはプールを組み立てたら水なしで犬を抱っこやリードで入れてください。それから少しずつ水を入れて慣らします。
複数の犬で遊ぶ場合、大型犬には浅くても小型犬には深くて溺れる危険性があります。水の量にも注意が必要です。
また、心臓や呼吸器などに持病のある犬は、プールで体調が悪くなることもあります。犬に異変が起きたらすぐに助けられるよう、飼い主は目を離さないようにしましょう。
5.壊れにくいプールを使う
人間が遊ぶビニールプールを犬に使うと爪がひっかかり、破けてしまうことがあります。
犬用の空気を入れないプールや小型犬ならタライなど、丈夫なものを使いましょう。
6.プールの水は清潔にする
大きいプールでは水を大量に入れることになり、連日遊ぶのに水の入れ替えが面倒と感じるでしょう。しかし、汚い水のまま使っていたら、病気になる危険性があります。
犬は水を多少飲んでしまうので、他に下痢や嘔吐など病気の犬がいた場合は感染症を引き起こすことになります。
プールの水はゴミが入らないように蓋をする、汚れたら入れ替える、健康に問題のない犬が入るなど、プールで使用する水の衛生面には十分に気をつけてください。
まとめ
水中での運動はエネルギーを消費し、ダイエットやリハビリの効果があります。ドッグプールがある施設では持病のある犬にリハビリを行っているところもあります。
ただし、リハビリはプロの指導の下で行います。元々泳ぐのが好きな犬なら良いですが、素人が真似をして嫌がる犬を無理に泳がせるのはやめてください。
子どもがいる家庭なら、犬と一緒に水遊びをすると良い思い出になります。暑さは厳しいですが、犬も人間も安全に注意しながら、楽しい夏を過ごしましょう。