1.水分補給用の水や容器
暑い季節に犬の散歩をする際、絶対に用意して欲しいのが水分補給をするための水や容器です。暑い中で歩いたり走ったりしていると、どうしても体温が上昇しますし、喉も乾きます。
犬に水を飲ませることは、体の熱を冷ましたり熱中症を防いだりするために、とても大切なことです。もちろん夏だけでなく、ほかの季節でも散歩や運動の途中で水分補給することが必要ですが、特に夏場はこまめな水分補給をしなければなりません。
いつでもすぐに水を飲ませられるように、ペットボトルなどに入れた水を持ち歩くようにしましょう。公園などで水を飲ませることを考えている場合も、水道から直接飲ませるのは衛生的によくないため、水を入れる容器を用意するようにしてください。
2.濡らした洋服や保冷剤
夏は、日中以外の時間でも暑さが残っているため、十分に暑さ対策をしておくようにしましょう。水で濡らした洋服を着させたり、首に保冷剤を入れたタオルを巻いたりして、散歩中に犬の体温が上がりすぎないように工夫してあげてください。
太陽が出ている時間に散歩に行く場合は、首の後ろや背中などが日差しで暑くなりすぎないように気をつけましょう。特に、被毛が黒やこげ茶など濃い色の場合は、日差しの影響であっという間に暑くなってしまうので注意してくださいね。
3.靴や靴下
夏のアスファルトやコンクリートは、日中は素手で触れないほど熱くなっています。また、夕方や夜になっても、その熱が残っていることもめずらしくありません。
熱くなった地面を犬が歩くと、肉球が火傷してしまったり炎症を起こして荒れてしまったりすることが考えられます。
そのため、地面の熱が残っている状態で散歩に出る場合は、犬用の靴や靴下を履かせるのもおすすめです。特に、皮膚が薄く肉球が柔らかい子犬や、肉球が乾燥しがちで傷つきやすい老犬の場合は、十分注意してください。
夏の散歩は日差しと地面の暑さに注意!
暑い季節に犬の散歩をするとき、様々な準備をして暑さ対策をすることは大切です。しかし、あまりにも暑すぎるときは散歩を控えたり、いつもとは時間をずらしたりすることも必要だと思います。
近年の日本の夏は、「異常気象」と言われるほどの暑さになることも多く、太陽が出ている日中は屋外での活動が危険だと言われることもめずらしくありません。激しい運動をしなくても、外にいるだけで熱中症になる可能性があるため、そのようなときは犬の散歩も控えた方がいいでしょう。
また、アスファルトなどの地面は非常に熱くなっていて、「素足」で歩く犬は肉球を火傷してしまうことがあります。日差しの強い日中はもちろん、日が落ちたあとも地面に熱が残っていることがあるので、散歩に出るときは一度地面の温度を素手で触って確認してみてください。
夏の犬の散歩は、熱中症のリスクが低い時間帯を選んだり、土や芝生の上を歩ける日陰の散策路などに行って散歩をしたりと、少し大変かもしれませんが十分な配慮をするようにしましょう。
まとめ
犬にとって散歩に出ることは、心身の健康を保つためにとても大切なことです。毎日の習慣だからと、暑い季節も変わらず散歩に行ってあげようとする飼い主さんも多いと思いますが、あまりにも暑いときには散歩を控えた方がいい場合もあります。
最近では、「熱中症アラート」や「暑さ指数」などが天気予報で出されることも多くなってきました。事前にそのような情報をきちんと確認して、犬にとって危険のない安全な散歩ができるようにしましょう。
また、散歩に出る場合は、犬も飼い主さんもしっかり水分補給をしながら、安全に楽しい散歩をできるように準備してくださいね。