犬は自分を『人間』だと思っている?
みなさんは愛犬に対して(自分のことを人間だと思ってるんだろうな~…)と感じたことはありませんか?
人間のベッドで枕を使って眠る、ソファーに座ってテレビを見るなど、まるで人間のような仕草や行動をする愛犬を見ると「絶対人間だと思ってるよね!」と微笑ましく感じている飼い主さんは多いと思います。
しかし、犬を飼っていても「犬が自分を人間だなんて思う訳がない」と反対の意見の方もいるようです。
実際のところ、犬は自分のことを「人間」だと思っているのでしょうか?
飼い主が喜ぶから人間の真似をしているだけ?!
結論をいいますと、犬が自分を人間だと思っているかどうか、ハッキリしたことは分かっていません!
犬に直接、「君は自分を人間だと思ってるの?」と聞くことができれば良いのですが、残念ながら犬は人間の言葉を話すことができません。
そのためこれは推測になりますが、おそらく犬は「自分は人間」だとは思っていないのではないでしょうか。
確かに、犬が人間の行動を真似したり、人間とコミュニケーションを取ることができるのは研究で明らかになっていますので、飼い主から見ると犬が人間のように振る舞っているように見えるでしょう。
しかし、それだけでは犬が自分を人間だと思っているとは言い切れません。「飼い主が犬を人間扱いする、犬が人間らしい振る舞いをすると飼い主が喜ぶ、だから犬が人間のような行動をしているだけ」という意見もあります。
とはいえ、長年一緒に暮らしている飼い主と自分が同じ生き物だと犬が感じている可能性を完全に否定するのも難しいです。真相は犬のみぞ知る、ということになります。
犬を人間扱いしすぎるのはNG
たとえ犬が「自分は人間」だと思っていたとしても、飼い主は愛犬を人間扱いしすぎないことが大切です。
- 同じ食卓で犬と食事をする
- 人間の食べ物を与える
- リードや首輪をつけない
- しつけをしない
上記のように、愛犬を人間扱いしすぎる行動を飼い主が取るのは、衛生的にもしつけをする上でも好ましくありません。過剰な人間扱いは、犬を勘違いさせてしまう危険性も。
愛犬は家族であると同時に「犬」であることを飼い主がしっかり理解し、適切な接し方をするべきです。「うちの子は自分を人間だと思っているから」と甘やかし、しつけを怠るのは愛犬のためにもなりません。
犬が飼い主に対して持っている意識とは
犬は群れで暮らす動物なので、一緒に暮らす飼い主に対して、「仲間」や「家族」だと思っている可能性が高いです。犬は飼い主に甘えたり頼ったりすることが多いので、「親」のような存在だと思っている子も多いと思われます。
犬が飼い主に唸る、指示を聞かないなどの行動を取る場合は、飼い主を「子分」のように自分より弱い立場だと認識しているかもしれません。このような状態を放置すると、犬のワガママがエスカレートし問題行動に発展しやすいので関係性を見直したほうが良いでしょう。
まとめ
犬が自分自身をどう思い、飼い主に対してどんな意識を持っているのか実際には分かりませんが、『犬は飼い主のことが大好き』だということは間違いありません。
飼い主がソファーでくつろいでいると寄り添ってきたり、一緒のベッドで寝たがる愛犬の様子を見れば、一目瞭然ですよね。
人間扱いしすぎるのは良くありませんが、愛犬が甘えてきたら精一杯応えてあげましょう。そうすれば人間か犬かは関係なく、絆は深まるはずですよ♪