「小型犬は散歩しなくていい」は嘘!適度な運動は必須
犬は毎日の適度な運動を取り入れなければ、運動不足に陥り様々な悪影響を及ぼします。運動不足によって肥満になってしまったり、ストレスが蓄積されて問題行動や精神病に発展してしまう恐れもあるでしょう。
よく「小型犬に散歩は必要ない」と言われることがありますが、それは大きな間違いです。たしかに他の犬種に比べると、小型犬に必要な運動量は少ないです。
しかし、小型犬にとっても適度な運動は筋力向上や免疫力向上、ストレス発散、充実感や幸福感につながります。
犬種によって必要な運動量は異なるので、一緒に暮らしている愛犬には1日どのくらいの運動量が必要なのか調べ、散歩や室内遊び、時間のある日にはドッグランなどを時々取り入れて、健康的な生活を目指しましょう。
愛犬の『運動不足サイン』5つ
犬は運動不足を感じると、あるサインを見せるようになります。ここで紹介するサインが見られたら、愛犬の運動不足解消のためにも適切な運動をさせてあげましょう。
1.落ち着かない様子で室内をうろうろする
落ち着かない様子で室内をうろうろする頻度が増えてきた場合、運動不足によって体を動かせていないことによるストレスを感じている可能性があります。
室内をうろうろするだけでなく、走ったり自分のしっぽを追いかけ回したり、その場で穴を掘る仕草を執拗に見せたりする場合も同様です。
2.遊びの催促が以前よりも明らかに増えた
以前よりも明らかに遊びの催促が増えたと感じる場合も、愛犬自身が「もっと体を動かしたい」と感じているサインです。
犬は年齢に応じて適切な運動量が変化します。子犬の頃は少しの運動量でもしっかりエネルギーを発散できていたかもしれませんが、成犬になるとより多くの運動量が必要になります。室内で体を動かせる遊びはもちろん、散歩量を考え直してみるのも良いでしょう。
3.以前よりも肥満体型になった
以前よりも体が丸っこく、そして抱っこした時にずっしり重たく感じるのならば、肥満になっている可能性が疑われます。犬の生活習慣病としても注意喚起されている肥満は、食べる量と運動量が適切でないと多くの犬がなりがちです。
肥満はあらゆる怪我や病気を併発するため、犬の健康を考えた時に絶対に予防・改善しておきたい症状です。肥満が少しでも気になる場合は、早めに食事量の管理や運動方法の見直しを行いましょう。
4.少し動くだけで息切れするようになった
少し動くだけでも息切れしたり、疲れた様子を見せるようになった場合も、日頃から運動が足りていないことで、体力や筋力が衰えている可能性が考えられます。
また、肥満体型になっていると少し動くだけで体に負担がかかるため、早い段階で息切れしたり疲れたりするようになるのです。
ただしシニア期を超えると、老化によって体力の衰えや筋力の衰えが見え始めるようになります。年齢によっては運動不足が理由ではなく、老化による体の変化である可能性も考慮しましょう。
5.吠えたりイタズラが増えたりする
運動不足に陥ると、ストレスの蓄積によってイライラする様子を見せたり、他の行動でストレス発散しようと問題行動に移る犬は多いです。
中でも要求するたびに吠えたり、無駄吠えすることでストレスを発散させたりする犬は多くいます。また破壊行為や噛み癖など、イタズラを頻発に起こすようになるという異変も運動不足サインの1つです。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した運動不足サインに心当たりのある方は、今一度、愛犬の運動量や運動方法を見直してみましょう。日常的に体を動かす遊びを取り入れたり、散歩の質を上げることで、ストレス解消につながります。