1.フローリングの床
フローリングの床は、犬の足が滑って足腰に負担がかかり、さまざまなトラブルが起きる可能性が高いです。
- 膝蓋骨脱臼
- 骨折
- 股関節形成不全
- 椎間板ヘルニア
- 転倒による頭部への外傷
特に子犬は骨が未発達で柔らかいため骨折しやすく、転倒して頭を打ち死んでしまうケースもあります。
犬が暮らす部屋にはカーペットやマットを敷く、滑り止めのワックスを塗るなどして対策するようにしてください。犬の肉球周りの毛をこまめにバリカンで短くし、滑りにくくしておくことも大切です。
2.観葉植物
観葉植物を部屋に飾っている方も多いと思いますが、犬が口にすると有害になるものがあり、ポトス、アイビー、ポインセチア、ドラセナ、アロエなどが該当します。
また、美しく見える花も、種類によっては犬が食べると危険です。アジサイ、スズラン、チューリップ、ユリ、スイセンなどは、犬を飼っているご家庭では飾らないようにしましょう。
毒性が強い植物の場合は犬が死に至る場合もあるので、置かない、もしくは犬の手が届かない場所に飾るなど、しっかりと対策をする必要があります。
ガジュマルやパキラなどは犬に安全だといわれていますが、食べると吐いたり下痢をすることもあります。
植物は基本的に犬が届かない場所に置くようにしたほうが安心です。
3.高さのあるソファーやベッド
高さのあるソファーやベッドも犬にとって危険です。飛び降りて骨折したり頭を打つ恐れがあります。
犬は猫のように高いところに登ることや着地することが得意ではないのに、なぜかソファーやベッドに乗るのが大好きなんですよね。興奮していると、物凄いジャンプで飛び降りたり、変な角度で飛び乗ったりして、見ていてヒヤヒヤする飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬の安全のためには、できるだけ高さのあるソファーやベッドを使うのはやめて、床に近い低いタイプの家具にするのがオススメです。もしくは、ソファーやベッドに乗らないようにしっかりと躾をしたほうが良いでしょう。
4.蓋のないゴミ箱
蓋のないゴミ箱は、犬が中身を漁ってしまう恐れがあるため危険です。犬と一緒に暮らす部屋では、蓋があるタイプのゴミ箱を使うようにしましょう。
ゴミ箱の中にはチョコレートの包み紙やネギ類、串や小さな部品など、犬が食べると有害になる物がたくさん入っているはずです。ゴミ箱に蓋があれば、誤飲事故を防ぐことができます。
ただし、プラスチック製の軽いタイプのゴミ箱だと、蓋があっても犬が倒して開けてしまうこともあるので注意してください。
ゴミ箱を漁らないように躾をするよりも、物理的に愛犬がいたずらをすることが出来ない環境を整えることが大切です。
まとめ
家の中には、思わぬところに犬の命を脅かす危険が潜んでいます。
特に子犬は好奇心旺盛なので、目の前にある物をなんでも噛んでしまう習性があるため注意しましょう。
フローリングに高さのあるソファー、床に置いた綺麗な観葉植物。犬を飼うとそんなオシャレなインテリアは出来なくなるかもしれませんが、犬が安全に暮らせる仕様にしつつ、素敵なお部屋を楽しんでいる飼い主さんは大勢います。
愛犬の命を守るための安全策は取りつつ、飼い主も快適に暮らせる部屋を目指して素敵なインテリアを楽しんでくださいね。