室内環境を整えることは愛犬の安全を守ることに直結する
ここ最近は、室内で飼われている犬が大半を占めています。室内飼いにすることで、気温などに影響されず、犬にとっても快適で安全な暮らしができると推奨されています。
しかし、室内飼いしているからといって危険性が0ではありません。室内飼いだからこそ気をつけなければいけない注意点も数多くあります。
特に、犬が過ごす生活範囲内に置いておくものには要注意です。誤って飲み込んでしまったり拾い食いしたりすると、命に関わる危険なものも多くあるので気をつけましょう。
犬の近くに置いてはいけない『超危険なもの』5選
では、具体的にどのようなものが犬にとって『超危険なもの』なのでしょうか。ここでは、一般家庭に置かれがちな犬にとって実は危険性の高いものを紹介します。
1.犬にとって有害な観葉植物
観葉植物をインテリアとして置いているご家庭は多いですよね。しかし観葉植物の中には、犬にとって有毒成分が含まれている植物もあるため、犬を飼っているご家庭では慎重に選ばなければなりません。
- アイビー
- ポトス
- ポインセチア
- アロエ
以上の観葉植物は中毒成分を含んでおり、犬が誤って噛んだり飲み込んでしまったりすると、嘔吐や下痢、痙攣、呼吸困難などの症状が出る恐れがあります。
2.犬にとって有毒な食材
こちらは多くの飼い主さんが気をつけていると思いますが、犬にとって有毒な食材を使った料理などは、テーブルの上に置きっぱなしにしないよう気をつけましょう。
- チョコレート
- 玉ねぎ
- ブドウ（レーズン）
- コーヒー
- アルコール飲料
他にも注意が必要な食材はありますが、摂取量や健康状態、年齢によっては少量でも重篤な症状に陥る危険性があります。必ず放置せず、犬の手の届かない場所に隠しましょう。
3.タバコ
もしもご家族に喫煙家がいらっしゃる場合は、タバコにも注意が必要です。タバコには大量のニコチンが含まれているため、犬が誤って飲み込んでしまった場合、重篤な中毒症状を引き起こす危険性があります。
場合によっては命を奪う非常に危険なものです。最近では、タバコの副流煙は犬にも有害な影響を与えると判明したので、そもそも犬を飼っている家の中では吸わないように気をつけましょう。
4.電気コード
電気コードも、子犬などが危険なものと理解できずにイタズラしがちな危険物です。引っ掻いたり噛んだりすることで、外の包装部分が破れてしまい感電する危険性があります。
電気コードがある場所によっては、火花がカーテンなどに飛び散り火災に発展する恐れもあるため、非常に危険です。感電によるショック死の報告事例もあり、電気コード類は必ず収納ボックスなどに入れて隠しましょう。
5.裁縫道具
糸や針などが入っている裁縫道具も置きっぱなしにしていると危険です。針は触ってしまうと怪我の原因となったり、誤って飲み込んでしまうと、言わずもがな危険な道具です。
糸も誤って飲み込みがちですが、糸のような細いものを飲み込んでしまうと消化されずに腸に留まってしまい、腸閉塞を引き起こす危険性があります。こちらも死に至る危険度の高い状況なので、必ず裁縫道具は所定の位置に保管しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬を飼っているご家庭では、犬が暮らす生活範囲を安全な環境に整えておく必要があります。今回紹介した危険なものはもちろん、他にも愛犬にとって危険だと思われるものは、犬の手が届かない場所に隠しておきましょう。
