愛犬がストレスを感じている「ダメなお世話」
飼い主が「可愛い我が子のために」と思ってやっているお世話が、実は愛犬にとってストレスになっていることがあります。
今回は、どんなことが『ダメなお世話』なのか紹介しますので、当てはまるものがないかぜひチェックしてみてください。
1.服を一日中着せる
犬に一日中服を着せたままにするのはNGです。
寒がりな犬種だと冬に防寒のため服を着せることもありますし、最近はおしゃれや紫外線予防のため愛犬に服を着せる飼い主さんも多いでしょう。
しかし、家の中でも犬に1日中服を着させていると、皮膚トラブルや毛のもつれの原因になってしまいます。夏だと体温調節がうまくできずに熱中症になってしまうかもしれません。
皮膚の状態チェックやブラッシングは毎日したほうが良いですし、家のなかでは服は脱がせておくようにしましょう。
ただし、体温を保つのが苦手なシニア犬など、事情があって「服を着せたほうが良いかも?」と飼い主が感じる場合は、一度獣医に相談してみてください。
2.愛犬のベッドを整える
あなたは愛犬のベッドがブランケットやクッションでぐちゃぐちゃになっているのを見ると、つい綺麗に整えてしまっていませんか?実はその行為、愛犬からはお節介だと思われているかもしれません。
飼い主からすると乱雑なベッドでも、犬が自分で寝やすいように整えている場合があります。それを飼い主が整えてしまうと、「ブランケットがクシャっとしてるほうが落ち着くのに~」と犬は余計なお世話に感じてしまうのです。
愛犬のベッドは定期的に掃除するくらいにして、普段はそっとしておいたほうが良いかもしれませんね。
3.頻繁にお風呂に入れる
犬の体を健康的に美しく保つのは飼い主の務めですが、「うちの子は綺麗好きなので、週一でシャンプーしてます」などと、頻繁に犬をお風呂に入れるのはNGです。
犬の皮膚は人間よりも薄くデリケート。頻繁にお風呂に入れてしまうと刺激や乾燥が起き、皮膚トラブルの原因になってしまいます。
犬のお風呂は月に1回、多くても2回までにしておきましょう。
4.ずっと愛犬を抱っこしている
「愛犬が可愛いから」「犬は飼い主と一緒にいるのが好きな動物だから」といって、飼い主がずっと抱っこしてしまうと犬は大きなストレスを感じます。
確かに、犬は群れで暮らす動物で寂しがりやです。飼い主とのスキンシップも好きな子が多いでしょう。
しかし、そんな犬達にも、ひとりでゆっくり過ごす時間は必要です。ずっと飼い主が側にいると分離不安にもなりやすいので、愛犬とは適度な距離感を持って接するようにしましょう。
犬がストレスを感じている時のサイン
犬が次のような仕草を見せたら、ストレスを感じているサインです。
- あくびをする
- 目の白い部分を見せて不安そうにしている
- 無表情
- 自分の手を舐め続ける
- 体調を崩す
- イタズラが増える
愛犬が頻繁にこのような様子を見せている場合、あなたのお世話がストレスになっている可能性があります。愛犬への接し方を見直し、改善できそうなことがあればすぐに試してみましょう。
まとめ
愛犬がストレスを感じている『ダメなお世話』をご紹介しました。
飼い主が良かれと思ってやっていることが、愛犬にとってストレスになっていることがあるなんてショックですよね。
言葉を話せない犬のお世話をする時は、犬の習性をよく勉強して理解し、正しいお世話の方法を知ることが大切です。そうすればお節介は防ぐことができるでしょう。
適切なお世話は愛犬のストレスを減らすことに繋がります。正しい知識を身につけて、愛犬が快適に暮らせるようなお世話をしていきましょう!