犬への『ブラッシング』絶対NG行為5選
ブラッシングは重要な犬のお世話の一環です。皮膚や被毛を清潔に保つため、また皮膚の異変を早期に発見できることから、基本的に毎日行うことが推奨されていますが誤ったブラッシング方法は、愛犬を傷つけてしまう恐れがあります。
ここでは、犬への間違った『ブラッシング』を紹介するので、以下のやり方に心当たりのある方はブラッシング方法を見直しましょう。
1.絡まった毛を強引に引っ張る
ブラッシングしていると、毛が絡まってダマのような状態になっていることがあります。このダマ部分を無理やり引っ張り、毛をとかそうとする行為は絶対にNGです。
無理に引っ張ってしまうと引っ張る力で毛が抜けてしまったり、皮膚を傷めてしまう恐れがあります。また犬が痛みによって、ブラッシングに対し苦手意識が生まれる原因にもなるので気をつけましょう。
2.強い力でブラッシングする
「ブラッシングしなくちゃ」と意気込んで、強くゴシゴシと擦るようにブラシを動かす行為もやめてください。強い力を入れてブラッシングしてしまうと、皮膚に強くブラシの先端が当たり傷つけてしまうからです。
また、皮膚を強く擦ることで皮膚炎を発症したり、被毛も傷んでしまう恐れがあります。ブラッシングは優しく丁寧に行うようにしましょう。
3.1日のうちに何度もブラッシングする
良かれと思って1日のうちに何度もブラッシングする飼い主さんも多いでしょう。しかし、基本的にブラッシングは1日1回を目安に行ってください。
あまりやりすぎてしまうと毛の状態やタイプによっては、被毛自体を傷めてしまう恐れがあります。また、皮膚もブラッシングのたびに負担がかかるため、何度もブラッシングする行為は控えましょう。
4.毛のタイプに合わないブラシを使う
一般的に犬用ブラシには、「ピンブラシ」「コーム」「スリッカーブラシ」「ラバーブラシ」があります。犬の毛のタイプに合わないブラシを使ってしまうと、被毛や皮膚を傷めてしまう原因になることがあるので注意が必要です。
例えば、長毛犬種や毛がカール状になっている犬種の場合は、ピンブラシがおすすめです。短毛犬種の場合は、皮膚を傷めないようラバーブラシが適しています。最後の仕上げとして、コームを使ってあげると毛が綺麗に整えられます。
5.強引に押さえつけてブラッシングする
ブラッシングが好きな犬もいれば、苦手意識を持つ犬もいます。ブラッシングが苦手な子を強引に押さえつけてしまうと、余計にブラッシングに対する苦手意識や嫌悪感が強まってしまいます。
嫌がる場合は、「今日はこの部分だけ」「明日はこの部分を」など1日のブラッシング時間を短縮し、少しずつ進めていきましょう。無理に押さえつけて全体を行うのではなく、無理のない範囲で慣らせていくことが大切です。
正しい犬のブラッシング方法は?コツを紹介
NG行為を確認した上で、あらためて正しい犬のブラッシング方法をチェックしていきましょう。以下に正しくブラッシングするためのコツをまとめたので参考にしてください。
- 愛犬の毛のタイプに合ったブラシを使う
- 1日1回を目安に毎日行う
- 嫌がる日は無理に行わず翌日に回す
- ダマを優しくほぐしてから全体をブラッシングする
- 皮膚を優しく撫でるように根元からとかす
愛犬に合ったブラシを選び、まずはダマになっている部分を優しくほぐすところから始めます。ダマや毛のもつれがある程度とれたら、被毛の根元から優しく撫でるようにとかしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬のブラッシングは、正しい方法で毎日行うとスキンシップ効果やマッサージ効果も期待できます。今回紹介したNG行為には気を付けて、正しい方法でブラッシングを行いましょう。