犬と一緒に飼ってはいけない『ペット』5選!相性が悪いと言われている理由と共生できる動物とは?

犬と一緒に飼ってはいけない『ペット』5選!相性が悪いと言われている理由と共生できる動物とは?

犬には一緒に飼ってはいけない『ペット』がいます。本記事では、犬と相性が悪いと言われている理由と共生できる動物について紹介しますので、ぜひチェックしてください。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬と一緒に飼ってはいけない『ペット』とは

犬と動物たち

犬を飼っている方の中には「犬だけではなく、色々な種類の動物に囲まれて暮らしたい!」と考えている人もいるかもしれません。

しかし、新しく動物を飼うのはちょっと待ってください!実はペットとして飼える動物の中には、犬と一緒に飼ってはいけないペットもいるのです。

1.爬虫類、両生類

ヘビやカメ、カエルは犬と同時に飼うのには向いていません。

好奇心の強い犬にとって、小さくて動く爬虫類や両生類はオモチャのような存在。食べてしまうことはほとんどありませんが、うっかり一緒にしてしまうと、犬がじゃれついて爬虫類・両生類がケガをしたり死んでしまう恐れがあります。

また、逆に大型のヘビであれば、チワワなどの小型犬を丸呑みしてしまう可能性も…!

飼育ケースに入れていれば問題ない場合が多いですが、犬がケースを破壊してしまったり、ヘビが逃げたりして犬を襲う可能性がないとは言い切れません。

2.ハムスター

ハムスターやリスなど、ネズミの仲間を犬と一緒に飼うのは危険です。

犬にとってハムスターは狩猟本能をくすぐる存在です。もともとネズミ狩りをしていたヨークシャーテリアだけでなく、ほとんどの犬はハムスターを見ると襲い掛かってしまうでしょう。

また、ハムスターからすると犬は天敵で恐ろしい存在。ケージの側に犬が寄ってきて見つめられたりちょっかいを出されるのはかなりストレスになるはずです。

3.小鳥

人によく懐くと人気のペット「小鳥」も犬と一緒に飼ってはいけません。

鳥かごに入れて犬の手が届かない高い場所で飼育すれば安全ですが、鳥はストレスや運動不足の解消のために家の中で放鳥することがあります。もしその場に犬がいれば、飛んでいる鳥を見て興奮し、追いかけてしまうでしょう。

特に、鳥の狩猟に用いられていた歴史を持つラブラドールレトリーバーやコッカースパニエル、アイリッシュセッターなどは、本能で鳥を襲ってしまう恐れがあります。

たとえ犬に襲う気がなくても、体の小さな鳥を犬が押しつぶしてしまうこともあるので、近づけないようにしましょう。

4.ウサギ

狩猟本能がある犬と、草食であるウサギは相性が悪い動物です。

最も注意しなくてはいけないのは、ジャックラッセルテリアやスコティッシュテリアなどのテリア犬種。テリアはウサギ狩りに使われていた犬なので、ウサギを見ると興奮し、襲いかかる可能性が高いです。絶対に一緒にしてはいけません。

5.フクロウ

数年前からペットとして人気のあるフクロウ。可愛らしい見た目ですが、フクロウは肉食なのでチワワなどの小型犬を襲ってしまうかもしれません。

爪や嘴もするどいので、じゃれている時に犬がケガをする恐れもあります。一緒に飼わないほうが安心でしょう。

犬と共生できるペット

ポメラニアンと金魚

犬と一緒に飼うなら次の動物がオススメです。

  • ミニブタ
  • ヤギ

犬と同じくペットの代表格である猫は犬と共存できることがほとんどです。なかには相性が悪い犬猫もいるので、愛犬と愛猫の様子を見ながら一緒にするようにしてください。

金魚や熱帯魚などの魚は、犬と相性抜群のペットだといえるでしょう。

猫と違って、犬は水槽にいる魚にあまり興味を示しません。高い場所に水槽を置けば手を入れることもないので、安心して同居することができます。

また、ミニブタやヤギも犬との相性は良いです。犬は家畜を守る仕事をしていた犬種もいますし、体の大きさも似ているので仲良くできますよ。

まとめ

犬とフクロウ

今回は、犬と一緒に飼ってはいけない『ペット』をご紹介しました。

「うちの犬とウサギは仲良くしている!」という方もいるかもしれませんが、それはたまたま犬が温厚な性格で相性が良かったケースだと考えられます。

普段は大人しいペット達でも、相性によっては一方が死んでしまうリスクがあることは知っておきましょう。もし一緒に飼う場合は、部屋を分けるなどしてお互いを近づけないようにしてください。

悲しい結果を招かないためにも、飼い主がしっかり動物の特性を理解して配慮してくださいね。

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