犬にとっても睡眠は重要項目の1つ!
睡眠は生きる上で心身を健康に保つ重要な時間です。睡眠がしっかり摂れていなければ疲れが回復できず、精神的にもストレスが溜まってしまいます。また、眠りすぎてしまうと頭がボーッとしたり、こちらもまた精神衛生上良くないといわれています。
これは人間だけでなく、犬にも同じことが言えます。適切な睡眠は、犬の健康を維持する上で非常に重要なので愛犬の寝床環境を適切に保ち、日頃からなるべくストレスのない生活を意識することが大切です。
もしも愛犬が不眠気味、あるいは眠り過ぎのサインが出ている場合は、生活環境を改善した上で、病気や怪我が原因でないか動物病院で診てもらいましょう。
犬の睡眠時間は何時間が適切なの?
では、犬の睡眠時間は何時間が適切なのでしょうか。一般的に犬の睡眠時間は、12〜13時間が理想といわれています。
ただし犬の場合は、人間のように一度に睡眠をまとめて摂るのではなく、小分けにして摂ることが多いです。
したがって、正確に「うちの子は何時間寝ている」とわかりにくいのですが、1日でトータル12〜13時間ほど寝ていると飼い主が感じている場合は、特に問題はないでしょう。
うちの子、眠りすぎ?不眠気味?判断する3つのサイン
ここでは愛犬が眠りすぎているのか、あるいは眠らなすぎなのかを見分けるサインを3つご紹介します。睡眠時間はもちろん、1日を通して愛犬を観察し、紹介するサインが見られる場合は睡眠環境を改善しましょう。
1.睡眠時間が適切でない
まずは睡眠時間です。1日を通して愛犬を観察していて、明らかに睡眠時間が適切な睡眠時間に達していない場合は、睡眠不足気味である可能性が高いでしょう。
反対に1日中同じ場所で横になっている、ぐったりと眠っている時間が長いと感じる場合は、寝過ぎている可能性が高いです。
2.1日を通して全体的に元気や食欲がない
睡眠時間が適切でないと感じた上で、1日を通して全体的に以前よりも元気や食欲はないと感じる場合は、不適切な睡眠によって怠さや疲れを感じている可能性が高いです。
また、睡眠不足や過剰な睡眠の原因として、病気が隠れていることも考えられます。病気によってぐったりしている恐れもあるので、一度かかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。
3.態度に変化が見られる
眠りすぎ、あるいは眠らなすぎの犬は、以前と比べて飼い主に対する態度に変化が見られることが多いです。睡眠不足によってイライラと攻撃的な態度をとったり、過剰な睡眠によって頭が上手く働かず、反応が薄いなどの変化が多く見られます。
このように、「なんだか以前に比べて性格が変わったように感じる」という明らかな変化が見られる場合は、睡眠環境が関係している可能性があります。
ただし、体調不良や加齢に伴った変化である可能性もあるので、睡眠環境を改善しても態度に改善が見られない場合は、獣医師に相談しましょう。
睡眠時間が適切でないと感じたら改善すべきポイントは?
愛犬の睡眠時間が適切でないと感じた場合、どのようなことを改善すべきなのでしょうか。まずは以下の点を改善してみましょう。
- 睡眠環境を改善する
- バランスの良い栄養を適切に摂取させる
- 運動量や運動方法を考え直してみる
犬にとって眠りやすい環境とは、静かで薄暗く落ち着いて眠れる環境です。外から聞こえてくる喧騒でさえ警戒心を高めてしまうため、部屋の中でも前述したような環境を道路とは反対側に作ってあげると良いでしょう。
また、愛犬が欲しがるものばかりを与えるのではなく、総合栄養食であるドッグフードを基本に、おやつ代わりとして必要な栄養のある食べ物を少し与えてあげましょう。
栄養バランスが偏ってしまうと、それだけで疲労が溜まりやすくなるなどの悪影響が考えられます。
最後に、運動量や運動方法を考え直してみてください。運動量が適切でないと、体力を消耗しすぎてしまったり、反対に運動不足で眠れないといった事態に陥る危険性があります。
また、激しい運動を無理にさせることも禁物です。愛犬の体に適していない過剰な運動は、体力を消耗させすぎてしまい体に負担がかかってしまいます。
まとめ
いかがでしたか。犬の睡眠時間は年齢によって多少差はありますが、12〜13時間が理想です。もしも眠りすぎ、眠らなすぎと感じた場合は、さらに不適切な睡眠のサインが出ていないか確認し、睡眠環境を改善しましょう。