犬にとっては大きな負担になる『NG行為』6選
私たち飼い主が何気なくやらせている行為や、良かれと思ってやっている行為が実は愛犬の負担になっていることが数多くあります。
そこで今回は、犬にとっては大きな負担になっているNG行為を紹介します。1つでも心当たりのある方は、今すぐ改善しましょう。
1.高くジャンプさせる
犬種によっては高くジャンプすることが得意な犬種も存在しますが、基本的に多くの犬は高くジャンプすることによって、着地した時の衝撃で足を痛めてしまいます。
こうした強い刺激や負担が積もり重なり、骨折や脱臼、あるいは腰を痛めるなどの大きな怪我や症状につながる危険性があるのです。無理に高いジャンプをさせる行為はやめましょう。
2.階段の昇り降り
意外と大きな負担につながりやすい行為に階段昇降が挙げられます。何気なく愛犬に自分で階段を昇り降りさせている飼い主さんは多いと思いますが、実は犬の体の構造には適していない動作なので、足腰に負担をかけています。
道端に敷かれている小さな階段であれば問題ありませんが、家の中にある階段などは1つ1つの段差が大きいため、犬の負担になりやすいです。特に小型犬や子犬、老犬は無理に昇り降りさせず、抱っこしてあげるなど配慮しましょう。
3.ごはんやおやつを与え過ぎてしまう
「可愛い愛犬が欲しがっているから」とごはんやおやつを与え過ぎていませんか。多くの飼い主さんがやりがちな間違い行動ですが、この行動は後に愛犬を肥満にさせてしまうリスクが高まります。
肥満は生活習慣病の1つとして注意喚起されており、あらゆる病気を併発させる原因となります。愛犬の1日の摂取カロリーを把握し、きちんとドッグフードとおやつの配分を管理して与えるようにしましょう。
4.シャンプーを頻繁に行う
愛犬の皮膚や被毛を清潔に保ってあげたいという思いから、シャンプーを1週間に1回、あるいは1週間に複数回行う飼い主さんを見かけます。しかし、この行為は愛犬の皮膚のバリアを弱め、免疫力を低下させる原因となります。
シャンプーを頻繁に行ってしまうと、皮膚の弱い犬は皮膚炎などを発症するリスクが高まります。かえって不健康になってしまうので、犬のシャンプーは月に1回、あるいは2週間に1回を目安に行いましょう。
5.散歩のたびに足を洗う
散歩から帰ってくるたびに足を洗ってあげる飼い主さんも多いです。しかし、犬の足は非常にデリケートなので、あまり頻繁に洗い過ぎてしまうと皮膚に負担がかかり、乾燥による皮膚炎や痒みを発症する恐れがあります。
散歩から帰ってきた時、ひどい汚れが見られないようならば、軽くペット用ウェットシートなどを使って拭ってあげたり、場合によってはタオルなどで乾拭きする程度でも問題ありません。
6.四六時中、触れたりかまったりする
犬は飼い主さんと過ごす時間が大好きです。しかし四六時中触れたり遊んだり、かまったりしていると、愛犬が静かにひとりで過ごせる時間がなくなってしまい、思うように休めなくなる原因となります。
また、あまりに一緒にいる時間が長すぎると飼い主に対する依存度が高まってしまい、分離不安を発症する恐れがあります。分離不安は最悪の場合、自傷行為などにつながることもあるため、ある程度、適度な距離感を保つことも大切です。
まとめ
いかがでしたか。他にもやり過ぎなお世話や無理な動作などは愛犬に負担をかける恐れがあります。少しずつストレスや苦痛が積み重なり、病気や怪我につながる危険性もあるので、早めに改善しましょう。