犬がトイレを我慢している時のサイン
犬は成犬の場合、最長で約12時間もトイレを我慢できるといわれています。もちろん飲んだ水の量や環境などで時間は前後しますし個体差もありますが、人間よりもはるかに長い時間トイレを我慢できるのは確かです。
しかし、そんな犬達でもトイレを我慢しすぎると泌尿器やお腹の病気にかかるリスクがあります。
病気にならないためには、愛犬がトイレを我慢しているサインに飼い主が気づき、適切に対処してあげることが大切です。
犬がトイレを我慢している時は次のようなサインを見せるはずなので、トイレに連れていくなど対処しましょう。
1.床の匂いを嗅いでソワソワする
犬がソワソワと床の匂いを嗅いだり、落ち着きなくウロウロしてる時はトイレを我慢しているかもしれません。
この時、犬は(おしっこがしたくなってきた…どうしよう…)と、どこかにトイレができる場所はないか探してウロウロしているのです。
2.お尻を気にする
うんちを我慢している時、犬は自分のお尻をしきりに気にすることがあります。お尻をのぞき込むような仕草を見せたり、匂いを嗅いだりしていたらトイレの心配をしてあげてください。
どこでトイレをすれば良いのかわからない時だけでなく、自力で排泄ができない時にも同じくお尻を気にすることがあるので、うんちが出ない時は動物病院へ行きましょう。
3.クルクル回るのに排泄はしない
多くの犬は、うんちをする時にその場で円を描くように回る習性があります。この動きをするのに排泄をしない時も、犬はトイレを我慢している可能性が高いです。
犬がトイレを我慢してしまう理由
犬がトイレを我慢してしまうのには、主に次のような理由が考えられます。
トイレが汚れている
犬がいつでも快適に排泄ができるように、犬のトイレはいつでも清潔にしておきましょう。トイレが汚れていると排泄を嫌がる犬は多くいます。
落ち着いて排泄ができない
また、犬のトイレは設置する場所にも気を遣うようにしましょう。人の出入りが激しい場所や騒がしい場所では、犬は落ち着いて排泄できません。
できるだけ静かで落ち着いた場所にトイレは置くようにしてください。
トイレをしてはいけない場所だと思っている
これから愛犬のトイレトレーニングをする方に覚えておいていただきたいのが、「犬がトイレを失敗した時に叱らない」ということです。
トイレを失敗した時に飼い主に叱られた経験がある犬は、トイレがある場所かどうかに関わらず「家の中では排泄をしてはいけない」と覚えてしまう可能性があります。そうなると、犬がトイレをしたがるたびに外に連れて行くことになるため、飼い主も大変です。
犬のトイレは叱らず、成功したら褒めるようにトレーニングしましょう。ペットシーツの上でトイレをするようにしつけておけば、犬も我慢することなくどこでもトイレがしやすいですよ。
まとめ
犬は言葉が話せないので、飼い主に「トイレがしたい」と訴えることができません。そうしてトイレを我慢し続けてしまうと、膀胱炎や尿路結石などの病気にかかる恐れがあります。
病気になる前に、飼い主が犬のサインに気づいてトイレに連れて行くようにしましょう。もし長時間排泄する様子がない、排泄しようとするのに出ないという場合は、動物病院で相談するようにしてください。
犬からのサインを読み取る際は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。