雨の日の愛犬のお散歩は必要?
梅雨時期や台風が多い時期になると、気になるのが愛犬のお散歩だと思います。
悪天候の中のお散歩は愛犬も汚れがちですし、飼い主さんもちょっぴり億劫な気持ちになりますよね。実際には雨の日のお散歩はお休みしている飼い主さんも多いようです。
1.7割の飼い主さんが雨の日はお散歩に行っていない!?
数年前に行われた雨の日の犬のお散歩に関するアンケートの結果によると、雨の日はお散歩に行かないと回答した飼い主さんが全体の7割だったそうです。
理由としては、「愛犬が汚れてしまうから」「体調を崩さないようにするため」が最も多く、その他だと「愛犬自身が嫌がる」という理由も多かったそうです。
体が濡れてしまうことを不快に感じている犬も少なくないので、飼い主さん自身が面倒で行きたくないというよりは、愛犬の体や気持ちの負担を考えてお散歩を控えている飼い主さんがとても多いようです。
2.雨の日でもお散歩に行った方が良いケース
雨の日のお散歩は、愛犬の性格や生活習慣考慮して行くか行かないか決めてあげると良いと思いますが、場合によっては出来る限り行ったほうが良いケースもあります。
- 外でしかトイレをしない
- 梅雨時期で連日お散歩に行けていない
- 大型犬や運動量の多い犬種
ウンチやオシッコを屋外でする習慣がある犬は、悪天候でも出来る限りお散歩に行く必要があります。排泄を我慢させ続けてしまううと膀胱炎や便秘など、体調不良に繋がる危険性があります。
一日の中で雨や風が弱くなるタイミングを見計らって外に連れ出してあげましょう。室内で排泄できるようにトレーニングしておくこともおすすめします。
梅雨時期は毎日のように雨が続きますよね。何日もお散歩に行けない状態が続くと、やはりストレスを感じてしまいます。吠えたり唸るなどの問題行動に発展する前に、雨が弱まったタイミングを見計らい少しでもお散歩に連れて行ってあげましょう。
運動量の多い犬はお散歩をお休みすると運動不足になりやすく、ストレスも抱きやすいものです。体の大きな大型犬もちろんですが柴犬やジャックラッセルテリアなどは非常に運動量の多い犬種になるため、できるだけ雨の日でもお散歩に行ったほうが良いでしょう。
雨の日の愛犬とのお散歩でおさえておきたい3つのポイント
雨の日のお散歩はいかに愛犬を濡らさないようにするかがポイントになります。
1.お散歩の時間やコースを短くする
お散歩に出かける時間は雨が止んだタイミングや、小降りになった時に出るようにしましょう。またお散歩に出ている時間もルートを変更して、いつもより短めにするのがおすすめです。
コースは大きな木がたくさんある公園、また橋や高架の下などを選んであげるとずぶ濡れになりずらいでしょう。
2.雨具を着用
雨の日のお散歩には、愛犬にレインコートなどの雨具を着てもらいましょう。濡れるのを完璧に防ぐことは無理ですが、ずぶ濡れになってしまうことを最小限に防くことが出来ます。
また、帰宅してから愛犬の汚れた体を拭く作業や、被毛をドライヤーで乾かす負担も減らすことができるので、愛犬にとっても飼い主さんにとってもメリットになります。
犬用のレインコートにはケープタイプの背中だけ覆う物や、足元まで全身すっぽりと覆ってくれる物など様々な種類があります。
もちろん全身覆ってくれるタイプの物が一番被毛が濡れにくいですが、衣類を身につけることに慣れていない犬はケープタイプなど、体を覆う部分が狭いものから始めると抵抗感が低いと思います。
3.帰宅後はしっかり乾かす
帰宅後は体の汚れを落とし、しっかりと乾かしてあげましょう。特に汚れやすいのは肉球とお腹です。犬の皮膚はとても薄くデリケートなので頻繁にシャンプー剤を使うのも良くありません。
汚れがあまりにもひどい場合は、シャンプーを使用して綺麗にしてあげたほうが良いですが、ぬるま湯で汚れを流したり濡らしたタオルで汚れをふき取るだけでも良いと思います。
皮膚の強さには個体差があるので、愛犬の皮膚の状態をしっかりと観察してケアをしましょう。どちらにしても濡れたままにしておくのは、皮膚トラブルを招きやすくなります。タオルやドライヤーを使用してしっかりと乾かしてあげましょう。
まとめ
犬にとってお散歩は食べることと同じくらい大好きなことなので、雨でお散歩に行けない日は愛犬も憂鬱かもしれませんね。しかし、飼い主さんが視界不良になってしまうくらいの悪天候の日は、愛犬の安全を守ることも難しくなるのでお散歩は断念しても良いと思います。
お家でしかトイレができない犬は、出来るだけ早くご自宅でも用が足せるようトイレトレーニングしておきましょう。またお散歩に行けない日はお家の中で運動に繋がるような体を使う遊びを沢山してあげましょうね。