犬にご飯を与える適切な量は?適切なタイミングも紹介
毎日、愛犬にご飯を与える際、ドッグフードを適量計って与えていますか?意外ときっちり計っているという方は少ないかもしれません。
基本的に、犬は1日2回を目安にドッグフードを与えることが望ましいとされています。これは犬が一般的にドッグフードを消化するには、約8時間以上かかるといわれているためです。
ただし、1回に食べられる量が少ない犬(子犬期や高齢期の犬など)は、3〜4回に分けて与えることが推奨されることもあるでしょう。
ドッグフードの適量は犬の体格や年齢によっても異なります。健康的な成犬の場合、小型犬であれば1日約80g前後、中型犬であれば約200g前後、大型犬は400〜500gが目安となります。
ただし、前述したように体重や年齢、健康状態によって大きく異なるため、愛犬の年齢や健康状態に合ったドッグフードを選び、パッケージの裏側に記載されている目安量を参考に与えましょう。
お腹空いたよ!犬が見せる『空腹サイン』4つ
では、犬が空腹を訴えている時、どのようなサインを出すのでしょうか。ここでは犬が見せる『空腹サイン』を4つ紹介します。これらのサインを見せ、なおかつ前回の食事から8時間が経過している場合は、ご飯のタイミングと考えましょう。
1.飼い主の周りでウロウロし出す
どこか落ち着きない様子で飼い主の周りをウロウロし出す時は、飼い主に何かを訴えかけていることが多いです。「かまってほしいな」「不安だよ」「散歩は?」と尋ねていることもあるでしょう。
しかし、普段ご飯を与える時間帯に突入している場合は、「ご飯はまだかな?お腹空いたよ」と訴えていることが多いです。タイミングが合うならば、ぜひドッグフードを用意してあげましょう。
2.食器をカチャカチャと叩いて鳴らす
自分の食器をくわえて落としてみたり、前足でカチャカチャと叩いて音を鳴らしたりしていることはありませんか。これは退屈だから気を紛らわすためにやっているのではなく、「お腹空いたな」という意味が含まれています。
犬は音を鳴らすことで、相手に「これが不足しているよ」と訴えることがあります。食器を鳴らすという行為にも、同じように「ご飯が足りていないよ」と飼い主に伝えているのでしょう。
3.飼い主の手や顔を舐める
子犬は母犬の口元を舐めることで、甘えたり「お腹空いたよ」と訴えます。これは、母犬が子犬に食事を与える際、口移しで与える習性があるからだと考えられています。
したがって、犬にとって母のような存在である飼い主に対して、顔や手を舐めることで「お腹空いたよ」と伝えることは珍しくありません。食事のタイミングで顔や手を舐めようとしてくる時は、空腹サインだと考えましょう。
4.食器の前で飼い主に吠える
犬の代表的なコミュニケーションの取り方として、「鳴く」や「吠える」という方法があります。食器の前で吠えることで「お腹が空いたけれど、ご飯がないよ!」と訴えかけてくる犬もいるでしょう。
ただし、吠えている時に応えてしまうと、吠えることで伝わると学習してしまいます。ご飯以外にも要求がある時に吠えるようになる恐れがあるので、落ち着いてからご飯を用意してあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。ご飯は1日2回を目安に8〜12時間の間隔で与えることが推奨されています。また、今回紹介した空腹サインも参考に、愛犬がお腹を空かせたタイミングでご飯を用意してあげると良いでしょう。