️何て言ってるの?鳴き声はわんこの心理表現
1.嬉しそうに吠える
遊びの最中や飼い主さんのお出迎え時など、口角を上げしっぽを振って明るく「ワンワン!」と吠えているときは喜びや興奮を表しています。あまり吠えすぎてしまうと近所迷惑になるため対処が必要ですが、嬉しくて自然に出てしまう声なのであまり咎めずに吠えさせてあげましょう。
2.相手に向かってはっきり吠える
飼い主さんや他のわんこに向かってはっきりと「ワン!」と吠えるときは、何かがほしい、何かをしてほしいという要求吠えと考えられます。一度だけ吠えて様子を見るように相手をじっと見つめたり、要求が叶うまで吠え続ける場合もあります。
3.子犬のようにキューンと鳴く
頼りないか細い声で「キューン、キューン」と鳴くのは甘えているとき。子犬の鳴き方を真似ることで「自分は子犬のように小さくて弱い存在ですよ」ということをアピールしているのです。
「弱いから守ってよ」「弱いから○○をちょうだいよ」という意思表示のこともあるため、場合によってはこの鳴き方も一種の要求吠えに当たることもあります。
4.低い声で唸るように鳴く
低い声で唸っているときは、まさしく警戒や威嚇の意思表示です。甘えているときとは正反対の野太く低い声で自分の強さを顕示して「それ以上近づいたらどうなるかわかっているな」と脅しています。
5.遠吠えをする
口先を天井や空に向けて「ワオーン」と吠える遠吠え。自然界では仲間と呼応して自分の居場所を示すためとも考えられていますが、実は飼い犬が行う遠吠えの理由は今ひとつ不明です。
近所の他のわんこの遠吠えに呼応していることもありますが、救急車のサイレンなどに反応してしまっているパターンも多く聞かれます。いずれにしても本能によるところが大きいと考えられます。
️気をつけて!要注意な鳴き方
1.触ると吠えるのは痛みのサイン
体に触れたときにわんこが「キャン」と悲鳴に似た鳴き声を上げた場合は、痛みを感じているサインです。
わんこはもともと痛みに強い動物ですから、わんこが悲鳴を上げるということは相当な痛みを感じているということ。ぶつかってしまった、足を踏んでしまったなどの明確な原因もなく、軽く触れただけで悲鳴を上げる場合には病気による痛みも疑われます。動物病院を受診しましょう。
2.低い唸り声は近づくなのサイン
すでにご紹介しましたが、「ウー」「ガルルル」といった低い唸り声は威嚇吠えです。近づこうとしたときや手を出そうとしたときにわんこがこのような鳴き方をしていたら、すぐに距離をとってください。むやみに近づくと咬傷事故の元となります。
3.鳴きながら歩き回るのは不安のサイン
「キューン、キューン」頼りなさそうな声を上げながら所在なくうろうろと歩き回っている場合、何らかの不安やストレスを感じている可能性があります。
自分ではどうすることもできず、逃げることもできないため、鳴きながらうろうろするしかないのです。不安やストレスの原因が何かを把握して、可能な限り取り除いてあげましょう。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?言葉ではっきり訴えることはできないとはいえ、わんこは鳴き声にさまざまな感情を乗せて訴えています。
ぜひ愛犬の鳴き声の傾向をとらえ、愛犬が何を言いたいのか把握できるようになりましょう。鳴き声もわんこと飼い主さんを繋ぐ立派なコミュニケーションツールの1つになりますよ!