ドッグランは犬の「走りたい」欲求を叶えてくれる楽園
ドッグランは犬たちが自由にのびのびと駆け回れる、いわば犬たちにとって『楽園』のような場所です。いつもとは違う楽しそうな愛犬を見て癒されるという飼い主さんも多いでしょう。
ドッグランはそれぞれの施設によって、ルールが設けられています。体格に応じて入れる場所が区切られていたり、予防接種の証明書が必要だったり、場所によってはドッグランの中にトイレが設置されているところもあるので、排泄をトイレで行わなければいけない施設もあります。
他にもドッグランでは多くのわんこたちが遊び回っているので、最低限の社会性も必要です。ドッグランに行く前に他の犬と触れ合うことに慣れさせたり、必要なマナーを身につけさせることを忘れずに!
『ドッグランに入ってはいけない犬』の特徴5つ
ドッグランで愛犬を遊ばせるためには最低限のマナーや社交性を身につけ、それぞれの施設で設けられているルールを守らなければいけません。以下の特徴に当てはまるわんちゃんは、改善してからドッグランに連れて行ってあげましょう。
1.必要なワクチン接種を受けていない
多くのドッグランでは、ワクチン接種の証明書を提示することが施設を利用するために必要となります。毎年受ける『狂犬病予防接種』はもちろん、施設によっては『混合ワクチン接種』の証明書が必要になるところもあります。
これは必要なワクチンを受けていないと、その犬が感染症を患っている恐れがあり、その犬から他の犬へと感染してしまうリスクがあるためです。
ドッグランを利用するすべての犬が安全に楽しめるよう、こうした施設のルールは必ず守り、必要なものを持参して利用するようにしましょう。
2.病気や体調不良の犬
病気療養中の犬や体調不良の犬は、ドッグランの利用を控えてください。多くの犬の中に入ってドッグランを楽しんでいると自分で体力のコントロールが効かなくなり、余計に病状が悪化してしまう可能性があります。
また、感染症を患っている犬はもちろんNGです。他の犬に病気が感染してしまう恐れがあるので、かわいそうですがドッグランの利用はお控えください。
3.発情期(ヒート中)の犬
発情期(ヒート期)のわんちゃんもドッグランの利用は控えましょう。施設によっては、ヒート中の犬の利用を禁止しているところもあります。
発情期の犬がドッグランを利用してしまうと、精神的なストレスが掛かるだけでなく、周囲の男の子わんこたちにも悪影響を及ぼします。
ヒート中の女の子の匂いを嗅ぎつけ攻撃的になってしまったり、男の子同士で争いが起こったりする可能性があるので、ワンちゃんたちに楽しんでもらうためにもヒート中の利用は避けてください。
4.他の犬に対して攻撃的になりやすい
ドッグランは多くの犬たちが利用するため、まだ社会性が育っていないわんちゃんの利用はリスクが伴います。
他の犬に大きな声で吠えかかったり噛み付いたり、頭突きをするなどの攻撃的な行動により相手を怪我させてしまったり、トラウマを植え付けてしまう恐れがあるのです。
警戒心が強い犬や臆病な犬も、他の犬に対して攻撃的な行動をとりやすい傾向にあります。普段から散歩などで他の犬と交流することに慣れさせてから、ドッグランに連れて行くことをおすすめします。
5.吠え癖が激しい犬
ドッグランを利用する場合は、吠え癖を改善してから連れて行くことを推奨します。吠え癖が激しい犬は、他の犬に恐怖を与えてしまう恐れがあるからです。また、ドッグランが住宅街に近い場所にある場合、近所迷惑となってしまう恐れもあります。
ドッグランに限らず犬が利用できる施設では、吠えたり飛びかかったりといった行為はマナー違反として見られることが多いです。
日頃から吠え癖に対するトレーニングを積み重ね、ある程度、吠え癖が改善されてから連れて行きましょう。また、ドッグランに入ってから何度も吠えてしまう場合は、残念ですが他のわんちゃんに不安を与えてしまうため、一度外に出て落ち着かせてください。
まとめ
いかがでしたか。ドッグランは多くの犬に楽しんでもらいたい場所です。しかし、1つのスペースに多くの犬が集まるため、最低限のマナーやルールを守る必要があります。今回紹介した特徴に当てはまるわんこたちは、改善してから連れて行ってあげましょう。