愛犬がいつもより元気がない…考えられる理由は?
愛犬が同じ場所でぐったりしていたり、動こうとしなかったり…いつもより元気がない様子を見せていると心配ですよね。犬が元気がない時に考えられる主な理由として、以下の3つが挙げられます。
- 精神的に負担がかかっている
- 体力を消耗している(身体的疲労)
- 病気や怪我の可能性
多くの場合、ストレスや激しい運動による疲労で元気を消失していることが多いです。ただし、状態によっては病気や怪我の可能性も考えられるので、少しでも違和感を覚えたらかかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。
愛犬がいつもより元気がない理由5つ
愛犬がいつもより元気がない時、具体的にどのような理由が考えられるのでしょうか。状況によってさまざまな理由が考えられますが、ここではよく見られる理由を5つ紹介します。
1.環境の変化にストレスを感じている
犬は環境に変化に弱い動物です。引っ越しや家族に起こった変化などを敏感に感じ取り、それらが大きなストレスとなります。
すると、ストレスによって心身ともに疲弊してしまい、元気がない日が続くことも珍しくありません。引っ越し後や新しい家族がやってきた時期などは、特にストレスを溜め込まないよう注意して見守ってあげましょう。
2.飼い主と離れたことによるストレス
飼い主と離れ、慣れない環境や苦手な環境に置かれしまうことで、強いストレスを感じて心理的に疲れ切ってしまった場合も、元気がなくぐったりしていることが多いです。
例えば、トリミングサロンに預けて帰ってきた後、いつもより元気なくぐったりしていることはありませんか。これも愛犬が飼い主と離れ、慣れない環境で頑張って耐えた疲労感が一気に押し寄せている状態です。
他にもペットホテルや知人宅に預けられるなど、環境の変化も伴う飼い主との一時的な別離は大きな負担になります。
3.いつもより激しく動き回り疲労困憊
通常の散歩ではなく公園でいつも以上に走り回ったり、ドッグランで他の犬たちと遊び回ったりした後はいつもより体力の消耗が激しいため、帰ってきてから疲労困憊状態に陥ることも多いでしょう。
こうした状況では身体的な疲労が溜まっているため、いつもより元気がなくなることは少なくありません。食事さえ摂れていれば問題ないでしょう。
4.老化によって体力・気力の消耗が激しい
一般的に、犬は7歳を超えると徐々に老化が始まるといわれています。老化すると体力気力ともに消耗が激しくなり、ちょっとしたことでも疲れを感じるようになります。
また、若い時よりも心が繊細になる犬も多く、精神的なストレスで元気がなくなることも少なくありません。シニア期に入った犬は、心身ともにしっかりケアをしてあげましょう。
5.病気の可能性
最後に、元気がない状態に以下のような症状が見られる場合は、病気の可能性が疑われます。
- 下痢や嘔吐
- 食欲がない
- 体が震えている(痙攣を含む)
- 水を飲む量が多くおしっこの回数が増える
これらの症状が見られる場合は、何らかの病気や体調不良が発生している恐れがあります。また、歩行時に足を引きずるなどの異変が見られる場合は、骨折や怪我、椎間板ヘルニアなどの症状も疑われます。
早めにかかりつけの動物病院へ連れて行き、診察や必要な検査をしてもらいましょう。早期発見により、病気の完治や進行を食い止めることができます。
まとめ
いかがでしたか。犬がいつもより元気がない理由として、運動による体力の消耗以外にも精神的なストレスや病気の可能性が疑われます。健康状態を観察し、それぞれの可能性に適した対応をとりましょう。